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広島が鳥栖を3-0で下し2大会連続8強へ 引退のMF森崎浩、退団のMF金民友ともに出場

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[11.12 天皇杯4回戦 鳥栖0-3広島 ベアスタ]

 天皇杯4回戦が12日に開催され、ベストアメニティスタジアムでサガン鳥栖サンフレッチェ広島が対戦。広島が3-0で快勝し、準決勝に進出した昨季に続いて2大会連続のベスト8入りを果たした。

 リーグ戦通算対戦成績は広島の13勝3分1敗。その相性通りに開始から広島が主導権を握る。前半18分にはMFアンデルソン・ロペスの浮き球のスルーパスに走り込んだMF柴崎晃誠がダイレクトで流し込み、先制ゴールを挙げた。

 さらに前半26分、今度は右CKからキッカーの柴崎が低めのクロスを送ると、マークを剥がしてニアに飛び込んだのはFWピーター・ウタカ。振った右足にはジャストミートしなかったが、うまく相手GKのタイミングを外し、ボールはゴール左に転がり込んだ。

 前半を2点のビハインドで折り返した鳥栖は、後半5分にチャンスを迎える。今季限りでの退団が決まっている先発のMF金民友がPA手前中央で複数のマークを引き付け、右横へ優しいパス。しかし、FW早坂良太がPA内右からダイレクトで放った右足シュートは相手DFに当たり、ゴール左へそれた。

 すると広島は直後の後半8分に驚愕のゴールが生まれる。敵陣後方の右寄りでピーター・ウタカのパスを受けたアンデルソン・ロペスが、前めにポジションを取っていた相手GKの隙を逃さず、左足でロングシュート。アウトにかかったボールが外側からカーブし、ゴール右隅に吸い寄せられるように決まった。

 広島が3点を先行するのは、同スタジアムで9月17日に行われたJ1第2ステージ第12節(3-2)と同じ展開。前回はここから2ゴールを奪い返す猛追を見せた鳥栖だが、FW豊田陽平を中心とした反撃は不発に終わった。

 広島は後半43分にアンデルソン・ロペスに代えてMF森崎浩司を投入。今季限りでの引退を表明している背番号7を中心にセーフティーに試合を進め、3-0の完封勝利で次のラウンドへと駒を進めた。一方、鳥栖は敗れたことで、これが金民友にとってのラストゲームになった。

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