[11.22 欧州CLグループリーグ第5節 セビージャ1-3ユベントス]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は22日、グループリーグ第5節1日目を行い、H組では日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャ(スペイン)がユベントス(イタリア)をホームに迎え、1-3の逆転負けを喫した。ベンチスタートとなった清武に出場機会は訪れなかった。

　勝ち点10で首位のセビージャは引き分け以上で、勝ち点8で2位につけるユベントスは勝利すれば自力で決勝トーナメント進出を決める一戦で、先制に成功したのはホームのセビージャだった。前半9分、MFフランコ・バスケスが右サイドから送ったクロスは相手選手にはね返されたものの、浮き球に反応したDFニコラス・バレハが右足のダイレクトボレーで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

　反撃に出たいユベントスは右サイドのFWファン・グアドラードが存在感を示し始めると、前半27分に中央に切れ込んでFWマリオ・マンジュキッチにラストパスを通すが、シュートは枠を捉え切れず。さらに同35分には右サイドを駆け上がったグアドラードのマイナスのパスをMFサミ・ケディラがPA外から狙うも、ボールはゴール右に外れてしまった。

　すると前半36分、1点をリードするセビージャをアクシデントが襲う。ケディラへのファウルでバスケスが2度目の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまった。さらに前半アディショナルタイムにはユベントスのCK時にDFガブリエル・メルカドがPA内でDFレオナルド・ボヌッチを倒してしまい、PKを献上。このPKをMFクラウディオ・マルキージオに沈められて同点に追い付かれてしまった。

　1-1のまま後半を迎えると、1人少ないセビージャはMFビトーロに代えてFWルシアーノ・ビエットを投入。しかし悪い流れは止まらず、後半10分にはホルヘ・サンパオリ監督が退席処分となってしまう。

　数的優位に立つユベントスは押し込む時間帯が続くと前半16分、MFミラレム・ピャニッチがミドルレンジからゴールを脅かしたものの、GKセルヒオ・リコに阻まれて勝ち越しゴールとはいかず。しかし同39分、右サイドからDFダニエウ・アウベスが送ったクロスのこぼれ球を後方から走り込んだボヌッチが低い弾道の左足ミドルでネットを揺らし、ユベントスが逆転に成功。さらに後半アディショナルタイムにはマンジュキッチがダメ押しゴールを奪い、ユベントスが3-1の勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めた。

　12月7日に行われる第6節ではセビージャはアウェーでリヨン、ユベントスはホームでディナモ・ザグレブと対戦する。

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