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酒井宏樹がマルセイユ移籍を望んだ理由とは…

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酒井宏樹がマルセイユ移籍を望んだ理由とは…

 日本代表DF酒井宏樹は昨夏、マルセイユへと移籍する際にバヒド・ハリルホジッチ監督にかけられていた言葉を明かしている。フランス『leJDD.fr』が報じた。

 酒井は昨シーズン、ハノーファーでプレーし、チームはブンデスリーガ2部に降格してしまった。しかし、継続的な出場機会を得た酒井へ向けられた欧州の評価は決して低くなく、フランスの名門マルセイユが獲得に至った。今シーズン、26歳の日本人サイドバックはマルセイユのディフェンスラインに安定と驚きを与え、酒井はここまでリーグ戦20試合に出場している。

 かつて日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ元監督に「礼儀正しすぎる」と評された酒井は、マルセイユへと向かう際、現日本代表指揮官ハリルホジッチにこう告げられたという。

「多くの人は、日本人は扱いやすいと思っているが、何よりもまず、日本とヨーロッパには、文化の違いが存在する」

 そして酒井はハリルホジッチに簡単な道じゃないと伝えられていたことを明かしながら、自ら望んで進んだ道であったとしている。

「監督は僕に『マルセイユは大変だぞ』と言いましたね。パリ・サンジェルマン(PSG)とのライバル関係についても教えてくれました。そこで僕は、監督がかつてPSGを率いていたことを初めて知りました。でも、恐れはなかったですね。だって、僕は情熱のあるクラブでプレーしてみたいと思っていましたから」

 ザッケローニ監督の「礼儀正しすぎる」という言葉はある意味で正しい。酒井はディフェンダーには珍しく、アグレッシブな性格ではないが、フランスの地でそのことを咎められたことはない。なぜなら酒井は、今シーズン21試合でプレーして、たった1枚しかイエローカードをもらっていないからだ。情熱的なクラブで安定したプレーを続ける酒井。マルセイユにとって必要不可欠な存在となりつつあることは間違いない。


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