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ナポリFWが中国行きを拒否した“素敵な理由”

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中国からのオファーを拒否した理由、父への敬意を口にした

 今冬の移籍市場で、オスカルカルロス・テベスアクセル・ビツェルエルナネスなど大物選手が次々と中国リーグに新天地を求めた。

 ナポリに所属するベルギー代表FWドリース・メルテンスにも中国リーグへの移籍話があったものの、本人は中国行きに対して拒否反応を示し、実現には至らず。その理由について本人はベルギーメディア『ラ・リブレ』に次のように語っている。

「僕の父はブリュッセルでバスの運転手をしていてね。僕がアンデルレヒトの下部組織にいた時、プロのサッカー選手を目指すことに理解を示して、毎日送り迎えをしてくれた。裕福な家庭ではなかったけど、お金について執着しながら生きることはしなかった。僕はそんな父親を見て育ったんだよ」

「もし、僕が中国行きを決断したら、“お金のためか”と思って親をガッカリさせることになるだろう。お金が全てじゃない。僕はそう生きていきたいと思っているよ」

 また、メルテンスは「中国にはメリットもデメリットもあるけど、家族も心配していたよ。大気汚染の問題もあって、健康被害の懸念もあるよね」と続け、中国の生活環境に対しても言及している。

 メルテンスは「僕は仕事柄世界中を回るけど、ホテルとピッチの往復以外に何かを見ることはまずない。だから、プロとしてのキャリアを終えたら家族と世界中を旅行したいね」と語り、中国リーグ行きをなぜ拒否したのか、父親の教えに敬意を示していることを明かしながら、自身の見解を示している。

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