beacon

“奇跡の優勝”から一転…レスターのラニエリ監督が電撃解任、今季わずか5勝で残留争い

このエントリーをはてなブックマークに追加

レスター・シティはクラウディオ・ラニエリ監督の解任を発表

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは23日、成績不振によりクラウディオ・ラニエリ監督の解任を発表した。後任が決まるまで、アシスタントマネージャーのクレイグ・シェイクスピア氏、トップチームコーチのマイク・ストーウェル氏が暫定監督を務める。

 2015年7月に前年残留争いに巻き込まれたレスターの新監督に就任したラニエリ監督は、前評判の低かったレスターを大躍進させ、クラブ創設後初のリーグ優勝に導いた。しかし、今季は初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でグループステージ首位通過を決めた一方、プレミアリーグは開幕から不振に陥り、25試合を終えて5勝6分14敗の17位と、残留争いを強いられている。

 一時は、クラブもラニエリ監督を全面サポートするとの公式声明を発表していたが、18日のFA杯で格下のミルウォール(3部相当)にジャイアントキリングを許し、22日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でセビージャに敗れたことで、クラブは解任を決断したようだ。

 クラブ公式サイトによると、アイヤワット・スリバッダナプラバ副会長は、「今回の決定は、我々が7年前にクラブを所有することになってから、最も難しい決断だった。しかし、我々は個人的な感情よりも、クラブの長期的な利益を考えなければならない。我々は彼が成し遂げてきたことに対して、永遠に感謝の気持ちを持ち続けるだろう。今季はプレミアリーグに残留することをトッププライオリティとしていた。その中で残りの13試合で目標を達成するため、変化が必要だと感じ、今回の決断に至った」と決断の理由を説明した。


●欧州組完全ガイド
●プレミアリーグ2016-17特集

TOP