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月間MVPの渡大生がAT同点ヘッド! 山口に先制許すも徳島が土壇場で引き分けに持ち込む

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[4.8 J2第7節 山口1-1徳島 維新公園]

 J2リーグは8日、第7節を行い、レノファ山口FC徳島ヴォルティスの一戦は、1-1で引き分けた。山口は2試合連続ドロー、徳島は2試合白星なしとなった。

 試合は立ち上がりから互いに積極的にシュートを放つ。前半3分、徳島はサイドチェンジから左サイドでボールを受けたMF馬渡和彰がカットインして右足を振り抜く。直後の4分には、山口のFW米澤令衣がスピードを生かして裏を取り、シュートまで持ち込むと、同6分には、米澤がドリブルで仕掛けてこぼれたボールをMF小野瀬康介が思い切りよく右足ミドルシュートを放った。

 前半の終盤に向けては、山口がチャンスを多く作っていく。前半39分、左サイドから中央に切れ込んだDF星雄次のラストパスを中央で受けた米澤が右足シュート。GK梶川裕嗣が弾いたボールに星が詰めたが、これもGK梶川に止められる。さらに同アディショナルタイム2分、右サイドからDF前貴之が折り返したボールを米澤が右足シュート。フリーで放ったが、DF石井秀典のブロックに遭い、前半はスコアレスに終わった。

 徳島は後半開始から石井に代えてMF松村亮を投入。システムを3バックから4バックに変更した。同10分、PA左の深い位置でラストパスを受けたMF杉本太郎が右足アウトサイドでシュートを放つが、GK山田元気の顔面ブロックに阻まれ、先制点とはならない。同11分に徳島はMFカルリーニョス、同14分に山口はMF池上丈二とフレッシュな選手をピッチに送り出した。

 後半18分、徳島は中央からPA左に走り込んだFW渡大生にラストパスがつながり、ダイレクトで左足を振り抜いたが、これもGK山田のファインセーブに遭う。同26分には、山口のMF加藤大樹がPA手前で縦パスを受け、反転からシュートを選択するも、左足から放たれたシュートはGK梶川のセーブに阻まれた。

 一進一退の攻防が続く中、試合は後半28分に動く。山口はPA左角あたりから星がグラウンダーのボールを中央に送ると、逆サイドでこれを受けた前が左足コントロールショット。これはGK梶川の横っ飛びセーブに阻まれたが、こぼれ球に詰めた星が左足を振り抜くと、角度はないところから右サイドネットに突き刺し、山口が1-0と均衡を破った。

 山口は後半45分、加藤の折り返しを米澤が押し込み、ゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定。これで山口は気が緩んだのか、アディショナルタイム1分に得点を与えてしまう。徳島はロングパスで右サイドを抜け出したMF広瀬陸斗がクロスを上げると、ファーサイドのFW渡大生がヘディングシュート。GK山田が弾き出せず、1-1で試合終了。2、3月度のJ2月間MVPの渡の一発で徳島が土壇場で勝ち点1を奪い取った。


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