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カズ先発復帰も横浜FC今季初黒星…徳島が3連勝で3位浮上

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カズが先発に復帰したが横浜FCは今季初黒星を喫した

[3.25 J2第5節 横浜FC0-2徳島 ニッパツ]

 J2第5節が25日に行われ、2位の横浜FCと4位徳島ヴォルティスによる上位対決は、アウェーの徳島が2-0で勝利した。勝ち点を12に伸ばした徳島は暫定3位に浮上。今季初黒星を喫した横浜FCは、同5位に後退した。

 4節を終えて3勝1分と好スタートを決めていた横浜FCは、前節は右足負傷のために欠場したFW三浦知良が2試合ぶりに先発に復帰。最年長出場記録を50歳27日に伸ばした。

 試合は前半から徳島がペースを握った。前半22分にはDF広瀬陸斗の右クロスからMF島屋八徳が打ったヘディングシュートが、相手に当たったこともありポストを直撃。しかしこの跳ね返りをFW渡大生が押し込み、先制に成功した。渡の得点は3戦連発となる今季4ゴール目。

 さらに徳島は前半25分、島屋がエリア内に縦パスを入れると、MF岩尾憲が混戦を粘って後ろに戻す。走り込んだ島屋が左足でゴール左隅を狙うと、グラウンダーのシュートがゴールネットを揺らした。

 対する横浜FCは前半のシュート数ゼロが示す通り、なかなかチャンスすら作ることが出来ない。後半開始から故障明けのカズに代えてFW津田知宏を投入。すると後半開始直後にゴール前でFKを獲得。だがFWイバが左足で直接狙ったシュートはクロスバーを直撃した。

 ただ攻めるしかない横浜FCはその後も攻め続ける。しかし後半17分のMF野崎陽介のシュートもクロスバーに嫌われる。同20分の左CKを頭で合わせたDF西河翔吾のシュートはゴール前にいたDFに当たって、惜しくもゴールネットを揺らすことはなかった。

 試合は前半に奪った得点を守り抜いた徳島が2-0で制した。徳島は昨年11月以来の3連勝。横浜FCの連勝は2で止まり、今季初黒星を喫した。

(取材・文 児玉幸洋)
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