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良くも悪くもクロップ采配的中…リバプールは途中出場のコウチーニョ&フィルミーノ弾で逆転勝利

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途中出場のコウチーニョとFWロベルト・フィルミーノが得点を挙げ、リバプールが逆転勝利

[4.8 プレミアリーグ第32節 ストーク・シティ1-2リバプール]

 プレミアリーグは8日、第32節を行った。リバプールは敵地でストーク・シティと対戦し、2-1で逆転勝利。2試合ぶりの白星で6試合負けなし(4勝2分)とした。

 1日の第30節エバートン戦 5日の第31節ボーンマス戦と過密日程が続く中、ユルゲン・クロップ監督は大胆な起用に打って出る。システムを3-5-2とし、最終ラインにDFデヤン・ロブレンとDFジョエル・マティプ、DFラグナル・クラバンが入り、これまでサイドバックをやっていたMFジェームズ・ミルナーとDFナサニエル・クラインを1列前で起用。さらにMFコウチーニョとFWロベルト・フィルミーノをベンチスタートさせ、10代のDFトレント・アレクサンダー・アーノルド(18)とMFベン・ウッドバーン(17)を先発に抜擢した。

 試合の入りが良かったのは3連敗中のストークだった。前半3分、左サイドからのスルーパスに抜け出したMFジェルダン・シャキリが左足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。さらに同17分には相手のクリアミスからFWマルコ・アルナウトビッチが左足ボレーもわずかに左に外れた。同25分には、MFジョー・アレンが負傷し、MFチャーリー・アダムとの交代を余儀なくされた。

 リバプールは大胆な変更からか、なかなかシュートまで持ち込めず、苦戦を強いられる。すると、前半終了間際に先制点を許してしまう。ストークは前半44分、DFグレン・ジョンソンの浮き球パスで右サイドを突破したシャキリがクロスを送り、ニアのFWジョン・ウォルターズが難なくヘディングシュートを決め、1-0で前半を折り返した。

 リバプールは後半開始からコウチーニョとフィルミーノを投入。すると、ボール支配率が一気に上昇し、攻撃にもリズムが生まれる。同14分、クラインの横パスからPA手前のコウチーニョが右足ダイレクトシュート。これで獲得した右CKからゴール前に勢いよく飛び込んだロブレンが頭で合わせるが、クロスバーを叩いてしまう。それでも、徐々に得点への匂いが漂い始めると、FWダニエル・スターリッジを投入した直後に同点ゴールが生まれた。

 後半25分、MFエムレ・カンがゴール前に浮き球パスを送ると、スターリッジには合わなかったが、こぼれたボールをコウチーニョが右足で流し込み、試合を振り出しに戻す。さらにその2分後の27分には、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが裏を狙ったフィードにフィルミーノが完全に抜け出し、抑えの効いた豪快なミドルシュートを叩き込み、2-1。後半から入った2人が試合を一気にひっくり返した。

 さらにこの日は、GKシモン・ミニョレのファインセーブも光った。後半29分、左サイドからアルナウトビッチが絶妙なクロスを送り、FWサイード・ベラヒノが決定的なシュートを放ったが、ミニョレがストップ。後半は攻守がしっかり噛み合い、2-1のままリバプールが逆転勝利をおさめ、3位をキープした。


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