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「まだ一か八か」「愚直にやっていくしか」4戦連続ドロー…もがく川崎Fに光明も

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後半開始から途中出場したMF中村憲剛

[4.12 ACLグループリーグ第4節 川崎F0-0広州恒大 等々力]

 前半は耐えて、相手の足が止まる後半に仕留める。試合はゲームプラン通りに進んだが、1点を取り切れなかった。後半開始から途中出場した川崎フロンターレのMF中村憲剛はスコアレスドローという結果に「正直、どういう風に受け取ればいいのか……。良かったのか、悪かったのか、判断が付かない。チャンスもあったし、失点のピンチもあった」と複雑な表情を浮かべた。

 前半のシュート数は2本対8本。ブラジル代表MFパウリーニョを中心にした広州恒大(中国)の勢いに押し込まれたが、守備陣が粘り強く跳ね返す。後半は一転、風上の利も生かして川崎Fが流れをつかんだが、得点は奪えず。決定機の回数もそれほど多くはなかっった。

 苦しい台所事情もある。MF家長昭博、MF大島僚太、MF阿部浩之、DFエウシーニョ、DF舞行龍ジェームズ、DFエドゥアルドら故障者が続出。中村は「メンバー的にも長くやっているメンバーではない。イメージの共有を詰めないと、このレベルの相手からは点を取れない。愚直にやっていくしかない」と認める。

 トップ下に入ったMFハイネルは果敢なドリブル突破で攻撃のアクセントとなったが、不用意にボールを奪われる場面もあるなど“諸刃の剣”だった。「ハイネルの仕掛けのスピードに周りが合わせないといけないし、逆にハイネルがスピードを落として周りに合わせることも必要」と中村が言えば、FW小林悠も「ハイネルのドリブルを武器として使えるようにしないといけない。まだ一か八かのところがある。パスで打開したほうがいい場面もあった」と指摘する。

 チームとして生かし切れていないのは事実だが、コンビネーションは時間で解決できる。ハマれば、その突破力はチームの光明にもなり得るはずだ。「お互いの良さを引き出せるように練習からやっていければ」と小林。ACLは開幕から4試合連続ドローとなったが、残り2連勝すれば、グループリーグ突破の可能性は十分にある。中村も「システムもメンバーも毎試合変わっている。こればっかりはやっていくしかない。もう少しかなと思う」と前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

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