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エイバルMF乾貴士が注目するJリーガーは?大阪の2強は「古巣のセレッソはすごく気になる。ガンバも注目」

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MF乾貴士が注目のJリーガーを語った

 スペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃の来日にともない、日本へ一時帰国していたMF乾貴士(エイバル)が、『Goal』のインタビューに応じた。

 エイバルで2シーズン目を迎えた乾は、主力として今季のリーグ戦21試合に出場。帰国前の第29節ビジャレアル戦では今季初ゴールも決めていた。通算でも日本人単独最多の48試合に出場しているが、「とにかく1試合でも多く出て、少しでもチームのために貢献できるように頑張りたい」とクラブで結果を出すことが第一だと語る。将来的にJリーグへ戻る可能性については「スペインでチームがなくなれば、いつかは日本に帰ってやりたいと思ってます」と当面はスペインでプレーすることにこだわっているものの、日本への復帰も否定しなかった。

 ドイツ、スペインでの経験を踏まえた上で、Jリーグはどのレベルにあると考えているのだろうか。乾はその問いに答えるのは難しいと話す。「鹿島(アントラーズ)とレアル(マドリー)が対戦し、90分間で2-2となることもある。だから、Jリーグがスペインだと何部にあたるとか、そういうことは分からない」と慎重に言葉を選んだ。

 乾は今でもJリーグもチェックしていると話す。「もちろん古巣のセレッソ(大阪)はすごく気になっている」と前置きした上で、「自分の注目としてはガンバ(大阪)ですね」と、古巣のライバルチームの名を挙げる。「前にアデミウソンとか、長沢駿とか、すごく点を取れる選手もいますし、中盤に今ちゃん(今野泰幸)とヤットさん(遠藤保仁)がいるので、すごく安定している」とその印象を語った。

 そして「井手口(陽介)くんも最近出てきてすごくいいですし、あとは、10番の倉田秋がすごく調子いいので、楽しみだな。全体的にバランスがいいチームだなと思います」と続ける。MF井手口については「小柄ですけど、がっつり守備も行けるし、ミドルシュートも打てて、攻撃でも魅力的なので楽しみ」と特に期待している様子だ。

 井手口以外にもJリーグで注目している選手はいるのだろうか。その質問には「齋藤学」と、真っ先に横浜F・マリノスの背番号10の名を挙げた。その理由について聞かれると「俺の大好きなドリブラーなので。すごくいい選手ですし、今年からキャプテンもやりながらなので大変だとは思いますけど、開幕戦を見るとすごく良かったので、楽しみだなと思います。今季も期待したいですね」と答える。

 また、ヴィッセル神戸MF大森晃太郎を「得点能力もあり、主力として出続ければ結果を出せる選手」と評価。そして、柏レイソルDF中谷進之介については「若いのに落ち着いている。代表クラスの選手になれる能力を持っている。早く代表に入って活躍してほしいな」と期待を込めて語った。

 古巣・C大阪で注目している選手について聞かれると、「キヨ(清武弘嗣)とか言っても面白くないし、(山口)蛍、(柿谷)曜一朗、ケン(杉本健勇)……」と迷った様子。そして「木本(恭生)かな」との結論に。「去年、一緒に練習もやりましたが、すごく落ち着いてて、静学(静岡学園高出身)ですけど、静学っぽくない。珍しくアンカータイプのボランチなので、すごく良かった。今年J1で堂々とやれてるので、これから期待したいな」と語った。

 4月16日の明治安田生命J1リーグ第7節で「大阪ダービー」が行われる。乾は「大阪ダービーでいいことなかったので、自分の中ではすごく難しい。セレッソにとっては難しい試合になるとは思います。でも、もう時代も変わっていますし、どうなるかは分かんないですけど、すごくいい試合になることは絶対なので、自分自身もすごく楽しみにしてます。本当にいい試合をしてほしい」と、メッセージを送った。


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