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横浜FMは齋藤学の負傷も響きドロー…ホーム仙台戦9試合未勝利に

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無念の負傷交代となったMF齋藤学

[5.20 J1第12節 横浜FM 1-1 仙台 日産ス]

 日産スタジアムで行われた横浜F・マリノスベガルタ仙台の一戦は、1-1の痛み分けに終わった。横浜FMは後半28分にMF齋藤学が負傷交代するアクシデント。エースの不在も響き、ホームでの仙台戦は9試合勝ちなし(4分5敗)となった。

 横浜FMは前節の甲府戦(1-0)からスタメン1人を変更。MFダビド・バブンスキーに代わってMF前田直輝が4試合ぶりに先発し、4-2-3-1のトップ下に入った。

 対する仙台も前節の大宮戦(1-2)からのスタメン変更は1人。FWクリスランとの入れ替わりでFW奥埜博亮が6試合ぶりに先発出場を果たした。フォーメーションは3-4-2-1。クリスランがいた1トップをFW石原直樹が務め、奥埜はMF梁勇基とともに2シャドーを担った。

 立ち上がりから主導権を握ったのは仙台。中央で起点を作りつつ、タイミングよくサイドを使い、クロスを中心に横浜FMのゴールを脅かす。前半9分にはDF蜂須賀孝治の落としに走り込んだDF大岩一貴がPA内中央から右足を振り抜くが、低く抑えたシュートはわずかにゴール左へ外れた。

 さらに前半20分、DF増嶋竜也が浮き球のパスを送り、石原のポストプレーからMF三田啓貴が強引にPA内左へと進入。相手DFともつれながら右足でシュートを放つが、右ポストの外側を通過した。同38分には三田の左CKからファーの増嶋がヘディングシュート。しかし、地面に叩きつけたボールはGK飯倉大樹にセーブされた。

 ホームの横浜FMは2列目の3人のポジションを入れ替えるなど、工夫を施しながらも流れをつかめずにいたが、前半アディショナルタイム1分にワンチャンスをモノにする。自陣の右サイドでのボール奪取からMFマルティノスがスルーパスを出すと、裏へ抜け出したのは前田。ボールに追いついてPA内右まで持ち込み、GKシュミット・ダニエルの動きを冷静に見ながら左足でゴール左へ流し込んだ。前田は見事にスタメン起用に応え、開幕戦以来となる今季2得点目を記録した。

 1点リードで前半を折り返した横浜FMは、後半17分に仙台のCKを防ぎ、カウンターを仕掛ける。右サイドでキープしたマルティノスが左足でクロスを送ると、PA内左に走り込んだ齋藤が左足のボレーで折り返すが、誰にも合わず。さらに、このプレーで齋藤が軸足の右足を痛めてしまう。同19分に一時ピッチを離れた齋藤は、足を引きずりながらもプレーを続行。それでも後半28分にMF扇原貴宏との交代を余儀なくされた。

 仙台は大黒柱を失った横浜FMに対して攻勢を仕掛けると、後半32分に得意のセットプレーから同点に追いつく。左CKを獲得し、キッカーの三田が左足で鋭いクロスを供給。ゴールエリア中央にフリーで飛び込んだ大岩が豪快に頭で押し込み、1-1とした。

 開幕からフルタイム出場を続ける大岩は、これが今季の公式戦初ゴール。仙台はその後もサイド攻撃やリスタートを中心に横浜FMを攻め立てるが、1-1と同点のまま終了となった。連敗こそ2で止めたものの、第9節の清水戦(3-0)以来の白星とはならず。一方、先制点を生かせなかった横浜FMは、今季2度目となる連勝を逃した。


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