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「自分が出て負けるのは絶対に嫌や」…ウルグアイ戦先発濃厚、“燃える”市丸瑞希に指揮官も期待

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U-20日本代表MF市丸瑞希(G大阪)

 世界大会デビューが迫っている。翌日にU-20W杯グループリーグ第2節ウルグアイ戦を控えた前日練習で、MF原輝綺(新潟)とともに主力組のボランチに入ったMF市丸瑞希(G大阪)は「やれることをしっかりやっていくだけ」と静かに闘志を燃やした。

 21日の南アフリカ戦ではMF坂井大将(大分)とDF板倉滉(川崎F)がボランチとして先発出場したが、同試合で板倉が負傷。また、内山篤監督が「(ウルグアイ戦は)中盤は非常に激しいプレーでタフになってくるのでフレッシュなものも必要」と、南アフリカ戦でフル出場した坂井に代わり、市丸と原がピッチに送り込まれようとしている。

 練習から鋭い縦パスや正確なサイドチェンジで攻撃にリズムをもたらすなど、持ち味を随所に発揮した市丸は「コンディションは悪くない。まだ90分間はやっていないけど、合宿中の練習試合から徐々に体はキレてきているし、いい感じになってきている」と自信を覗かせる。そして、ウルグアイ戦でのイメージを膨らませた。

「消極的になっても意味がない。逆に消極的になったら余計にやられると思うから、ドンドン縦パスを出していきたい。相手を後ろ向きにさせたり、ちょっと苦しくなったら背後に蹴って流れを切ることもあると思うので、試合展開を見ながらやっていきたい」

 そして、指揮官も「相手は強固な守備なので、ボールを動かすテンポは我々の生命線になってくる。一番時間やテンポをもたらすことができる彼には期待しています」とプレーメーカーとなる市丸に期待を寄せる。

 初戦南アフリカ戦は2-1の劇的な逆転勝利をベンチから見守った。だからこそ、自分が試合に出ても必ず結果を残したいと意気込みを示す。「自分がもし出て負けるのは絶対に嫌やし、もちろんグループリーグ突破を目指して一戦一戦やっている。明日勝って突破するのが一番」。強豪ウルグアイを相手に、自慢のさばきでチームに攻撃のリズムをもたらし、得点機を演出する。

(取材・文 折戸岳彦)
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