beacon

日本代表MFが“喧嘩”の仲裁役に浮上…エルボーの済州DFが浦和MF阿部に直接謝罪へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和MF阿部にヒジ打ちを食らわせた済州DFペク・ドンギュ(青ビブス)

 5月31日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦で、浦和レッズのMF阿部勇樹にヒジ打ちをした済州ユナイテッド(韓国)のDFペク・ドンギュが直接会って謝罪するつもりのようだ。韓国『ジョイニュース24』が報じている。

 同試合で控えメンバーだったペクは、終了間際にリードして逃げ切りを図る浦和と済州の選手たちが揉み合いになった際、ベンチを飛び出して阿部にヒジ打ちを食らわせた。ペクは主審から一発退場を命じられ、試合後にはピッチの各所で小競り合いが起こる大騒動に発展。済州側は当初、浦和からの挑発が引き金になったと主張し、同メディアも「浦和は済州が大きな過ちを犯したかのように世論を作成し、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を提出した」と報じるなど、強気の姿勢を貫いていた。

 そうした中、済州のペクが日本に訪問し、阿部に直接謝罪する計画があるという。チョ・スンファン監督は「(ペク・)ドンギュは(阿部に)申し訳なく思っている。喧嘩を止めに行った時にカッとなってしまったようだ。彼は反省している」と説明。ペクと阿部の和解を促し、事態を収束させる考えのようだ。

 同メディアによると、昨季までFCソウルでプレーしたFC東京の日本代表MF高萩洋次郎(今回の代表戦は未招集)が両者の橋渡し役になる模様。今回は浦和への訪問ではなく、阿部個人に会う予定となっており、国際Aマッチウィーク中の実現を目指しているようだ。済州の関係者は「ペク・ドンギュは本当に誠実な人間なので、今回のことは非常に驚いている。阿部とは必ず和解したいと考えているし、今は連絡を待っているところだ。もちろん、AFCの対応とは別のもので、選手同士は人間対人間として会うだろう」と話している。


●ACL2017特設ページ

TOP