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ミラン、23歳ベロッティ獲得に60億円とラパドゥーラを提示するもトリノは拒否

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アンドレア・ベロッティ

 ミランは23歳FWアンドレア・ベロッティの獲得に対して、5000万ユーロ(約60億円)にFWジャンルカ・ラパドゥーラを加えるオファーを提示していたが、トリノに拒否されたようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が8日、報じている。

 ミランは今夏の退団が濃厚となっているFWカルロス・バッカの後釜として、センターフォワードの獲得を狙っている。ミランの本命とされているのがトリノのベロッティだ。ミランはトリノに対し5000万ユーロにFWジャンルカ・ラパドゥーラを加えたオファーを提示したものの、失敗に終わった。

 トリノのウルバーノ・カイロ会長は昨年12月、ベロッティと新たな契約を結び、イタリア国外のクラブを対象に1億ユーロ(約120億円)の高額違約金を設定。しかしイタリア国内のクラブに関しても1億ユーロ相当の高額違約金を要求するのではないかと報じられている。ミランには、MFユライ・クツカ、FWエムバイェ・ニアン、DFクリスティアン・サパタなどトリノの指揮官シニシャ・ミハイロビッチが興味を示しうる選手が所属している。ただトリノはキャッシュでのオファーを優先する方針のようだ。

『トゥット・スポルト』によれば、マンチェスター・ユナイテッドが8000万ユーロ(約100億円)のオファーを準備しており、ミランのオファーを上回る。さらに4月末にはジョゼ・モウリーニョ監督が直接ベロッティに電話し、評価していることを伝えたとの情報もある。

 一方、ミランはベロッティ獲得が失敗に終わった場合、ポルトのFWアンドレ・シウバ、フィオレンティーナのFWニコラ・カリニッチにシフトする可能性が高い。今後の動向は注目されるところだ。


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