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C大阪敵地でも強し!“鬼門”仙台で4発、J1アウェー通算100勝達成 6戦不敗で奪首も視野

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C大阪が“鬼門”仙台を突破した

[6.25 J1第16節 仙台2-4C大阪 ユアスタ]

 セレッソ大阪が敵地でベガルタ仙台に4-2で勝利した。リーグ戦6戦不敗のC大阪の勝ち点は32となった。

 アウェーのC大阪は首位柏と勝ち点差2の2位。前節で連勝は止まったが、不敗はキープ。天皇杯でも危なげない勝利を挙げるなど、好調を持続している。C大阪は勝てばクラブのJ1アウェー通算100勝目。記念すべき勝利で奪首といきたいところだ。

 一方の仙台も順位こそ11位だが、リーグ戦は4戦負けなしと持ち直している。しかし21日の天皇杯2回戦では筑波大にまさかの敗戦。クラブは翌日、渡邉晋監督の謝罪動画を公開したが、議論を呼んだ。リーグ戦の勝利で不穏な空気を払拭したかった。

 C大阪が効率よく得点を奪った。前半16分、ハーフウェーラインからMF清武弘嗣が送ったロングパスで裏に抜けたFW柿谷曜一朗が左足で決めて先制に成功。柿谷は今季、PK以外では初の得点となる今季3点目。

 さらに前半20分、左サイドでMFソウザが奪ったボールを前線まで繋げると、FW杉本健勇の縦パスをMF山村和也が反転シュートで落ち着いて蹴り込み、リードが2点に広がった。

 ボールは保持するものの、なかなか得点に繋げられなかった仙台も前半36分、MF中野嘉大の折り返しをFW石原直樹が右足で流し込み、前半のうちに1点差に詰め寄った。

 そしてC大阪に前半42分、アクシデントが発生。清武がドリブルを仕掛けた際に右もも裏を抑えて倒れてしまう。清武は直後に交代を要求。代わってMF水沼宏太がピッチに入った。

 後半も激しくスコアが動く。まずは後半13分、左サイドでソウザともパス交換からDF丸橋祐介のクロスをファーサイドで合わせたDF山下達也が豪快なヘディングシュートを叩き込む。しかし仙台も同16分、FW西村拓真がGKとの1対1を冷静に制して、再び1点差とした。

 だがC大阪はさらに突き放す。後半23分にソウザのシュートの跳ね返りに走り込んだ日本代表MF山口蛍の豪快弾で3度目の2点差リードとする。この後は約1か月半ぶりの複数失点を許した守備陣が3失点目は許さず、4-2で逃げ切った。勝ち点を32に伸ばしたC大阪。仙台戦の勝利は2009年4月12日以来11戦ぶり、ユアテックスタジアムでは2003年5月10日以来の勝利を挙げた。19時キックオフの試合で柏が札幌と引き分け以下に終われば、首位に立つことになる。


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