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鹿島、P・ジュニオール弾で追い付くも首位陥落…FC東京とドローで連勝は「5」でストップ

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FC東京とドローの鹿島アントラーズの連勝は5でストップ

[7.8 J1第18節 FC東京2-2鹿島 味スタ]

 J1リーグは8日に第18節を開催し、味の素スタジアムでは9位FC東京と首位の鹿島アントラーズが対戦。前半を1-1で折り返した試合は、後半2分にMF橋本拳人のゴールでFC東京が勝ち越すが、同31分にFWペドロ・ジュニオールの得点で鹿島が追い付く。その後、スコアは動かずに試合は2-2のドローに終わり、FC東京は連敗を「3」でストップさせ、一方の鹿島の連勝は「5」でストップ。勝ち点1の上積みに終わった鹿島は、柏に勝利したC大阪に首位の座を明け渡した。

 リーグ戦3連敗中のホームFC東京は2日に行われた第17節C大阪戦(●1-3)から先発2人を入れ替え、MF米本拓司とDF丸山祐市を先発起用。一方、5連勝中のアウェー鹿島は5日のG大阪戦(○1-0)から先発2人を入れ替え、MFレアンドロ、MF永木亮太らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半16分に先制に成功したのはアウェーの鹿島だった。自陣でルーズボールを拾ったレアンドロが、左サイドからドリブルで運んで右サイドのMF遠藤康に展開。オーバーラップしたDF西大伍が遠藤からパスを呼び込み、ダイレクトで送ったクロスをFW金崎夢生がヘディングで合わせたシュートはGK林彰洋に阻まれたものの、こぼれ球をFWペドロ・ジュニオールがヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。

 1点を先行されたFC東京は、鹿島にボールを保持される時間が長く、ボールを奪ってもなかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続く。前半35分にはFWピーター・ウタカの鮮やかな落としを受けたMF高萩洋次郎の鋭いスルーパスに反応したMF東慶悟がシュートまで持ち込むが、西にスライディングでブロックされてしまう。追加点を狙う鹿島は同38分、GK曽ヶ端準のフィードに反応して丸山を豪快に置き去りにしたP・ジュニオールがPA内まで進入し、右足から強烈なシュートを放つも好反応を見せた林に阻まれてしまった。

 すると、このまま前半終了かと思われた同44分にFC東京に同点ゴールが生まれる。左サイドでボールを受けたDF太田宏介のクロスに飛び込んだMF橋本拳人が合わせると、曽ヶ端に触れたボールはゴールマウスに収まり、試合を振り出しに戻した。

 前半を1-1で折り返した試合は、後半2分にFC東京が勝ち越しに成功する。相手のミスからボールを奪ったFW永井謙佑のスルーパスから左サイドに抜け出したウタカが、逆サイドからフリーで走り込んだ橋本を見逃さずにラストパス。橋本は落ち着いて右足シュートでネットを揺らし、スコアを2-1とした。

 逆転を許した鹿島は後半17分にMF永木亮太に代えてDF伊東幸敏がピッチへと送り込まれた。すると同31分、左サイドのL・シルバからマイナスのボールを受けたP・ジュニオールが、右足の鮮やかなシュートでネットを揺らし、鹿島が同点に追い付く。試合を振り出しに戻した鹿島は同32分に遠藤に代えてMF土居聖真を投入し、一気に逆転を狙う。一方のFC東京は同33分、永井に代えてMF中島翔哉をピッチへと送り込んだ。

 その後もFC東京がFW前田遼一とMF田邉草民、鹿島がFW鈴木優磨とカードを切って勝ち越しゴールを狙うが、後半45分の中島の決定的なシュートが曽ヶ端に弾き出されるなどスコアは動かず。2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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