beacon

来季の巻き返しを狙うチェルシーに大打撃?アブラモビッチ氏のビザが更新できず

このエントリーをはてなブックマークに追加

これまで巨額の資金をクラブに投じてきたロシア人オーナー

 チェルシーのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏がイギリスのビザを更新できていないと『フィナンシャル・タイムズ』が報じた。

 19日のFA杯決勝でマンチェスター・ユナイテッドを1-0で退けたチェルシーは、6年ぶりの栄冠に輝く。しかし、ウェンブリーで行われたこの試合にクラブオーナーのアブラモビッチ氏の姿がなく、ロシアの複数のメディアはビザ申請に関してトラブルがあったと報じていた。

 そして20日、『フィナンシャル・タイムズ』は「アブラモビッチ氏は先月末に投資家用ビザが失効して、ロシアへと帰国。しかし、ロシアと西欧諸国との間で緊張が高まっているため、イギリス政府は同氏のビザを更新していない」と一報を伝えた。

 2003年7月にアブラモビッチ氏がチェルシーのオーナーに就任して以降、強力の財政基盤の下、同クラブはこれまでに5度のリーグ優勝、5度のFA杯制覇、3度のリーグカップ制覇、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)とUEFAヨーロッパリーグ(EL)を1度ずつ制した。

 しかし、アブラモビッチ氏のビザが発給されず入国すらできない状態になれば、今季は不本意な成績に終わり、新シーズンに向けて積極的な補強を行いたいチェルシーにとって大きな痛手となりそうだ。

●プレミアリーグ2017-18特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP