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[MOM2644]西武台FW深代陸(3年)_また決めた!超絶オーバーヘッド弾で話題に

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後半6分、オーバーヘッド弾を決めた西武台高FW深代陸が笑顔

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.14 選手権埼玉県2回戦 川口北高 0-5 西武台高 西武台高G]

 チームメートに撮影されていたゴール動画のSNS閲覧回数は、すでに50万回を越えているようだ。後半6分、西武台高FW深代陸(3年)がFW浦上颯太(3年)の右クロスから鮮やかな右足オーバーヘッドシュートを右隅に決めて3-0。チームメートから「ヤバイ!」「すごすぎ」の声も上がった一撃は「また」決めた超絶ゴールだった。

 深代は埼玉県1部リーグの武南高戦でもオーバーヘッド弾を決めているという。本人は「ボールが少し後ろだったのであれをやるしかなかった」と難易度の高いゴールにチャレンジした理由を説明。そして、「まさか(しっかりと)足に当たって、(オーバーヘッドシュートは)だいたい上に行くと思うんですけれども……。自分でも見えてなくて、入ったので驚きました」と微笑んでいた。

 最近の試合では戦略上の理由によって後半に投入されることが多かった。だが、この日は本人の予想に反して先発出場。前半からポストプレーやSBの背後への抜け出しで攻撃のリズムを作り、個人技で局面を打開する部分でも貢献した。そして、衝撃ゴールに加え、スルーパスで4点目を演出。守屋保監督も「(深代を先発起用することで)前半からリズムを作りたかった。リズムを作ってくれましたし、オーバーヘッドも決めたので」と称賛するプレーを見せた。

 西武台ではエースFW関口崇太(3年)や10番MF若谷拓海(3年)が注目されるが、同じく小柄でテクニックのある深代も負けていない。「アイツらが注目されているのは分かっているんですけれども、自分もそれくらいになりたいなと思っています」。今後もチャンスを得られれば先発して結果を出し続ける構えだ。

 憧れの存在はFWネイマールやMFエデン・アザール。華麗なゴールで注目度を高めたアタッカーは「選手権は埼玉一しか考えていないです」という絶対の目標を達成し、全国でも会場を沸かせて、勝つ。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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