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JFA関連イベントは原則中止…U-23代表の親善試合、W杯予選の開催は?

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日本サッカー協会も対策を発表

 日本サッカー協会(JFA)は26日、「新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止に関するJFAの対策」について声明を発表した。

 25日、日本政府は新型コロナウイルスに関して「今後1~2週間が国内での感染拡大を最小限に抑える上で極めて重要な時期である」と対策基本方針を発表。また、本日26日には安倍晋三首相が「多数の観客が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントは大規模な感染リスクがある」と述べ、今後2週間はイベントの中止や延期、規模縮小を政府として要請することを表明した。

 すでにJリーグは25日、3月15日までに予定されていた全公式戦の開催を延期することを発表。日本サッカー協会も3月15日までの間、JFAが関わる全ての会議やイベントなどについて開催の必要性を再検討し、原則として延期または中止することを決めた。また、3月15日以降は、状況を見ながら1週間ごとに見直しを行っていくようだ。

 大会については、3月7日に埼玉スタジアム2002第2グラウンドでの開催を予定していたU-20日本女子代表とU-20ドイツ女子代表による国際親善試合は、「観客を入れずに開催することについて埼玉県やドイツサッカー連盟の意向を確認した上で、可否を判断します」と発表。スタジアム周辺などで行われる関連イベントも全て中止となる。

 また、3月27日にU-23南アフリカ代表(サンガスタジアム)、同30日にU-23コートジボワール代表(博多の森球技場)と対戦するU-23日本代表の国際親善試合については、「現時点で想定し得るさまざまな選択肢や可能性を考慮した上で、可及的速やかに開催の可否を決定します」としている。今回の新型コロナウイルス流行を受け、U-23南アフリカ代表が日本遠征に難色を示していると報じられていた。

 日本代表はW杯アジア2次予選兼アジアカップ予選で3月26日にミャンマー代表(豊田スタジアム)、同31日にモンゴル代表(MFFスタジアム/モンゴル)と対戦するが、JFAは「主催である国際サッカー連盟やアジアサッカー連盟と連携を取り、今後の事態の推移を注視し、判断を下す」という。

 ほかにもJFAは、日本サッカーミュージアムの閉館(3月16日まで)、第25回全日本フットサル選手権大会(3月14日~22日)の中止などを発表。最後に「サッカーファミリーをはじめ、ご支援いただいている企業、団体、個人の皆様、ファン、サポーターの皆様には多大なるご迷惑、ご不便をおかけしますが、今般の状況からご賢察、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と理解を求めた。

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