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IOCは東京五輪延期を検討へ…「中止については議論しない」

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 国際オリンピック委員会(IOC)は22日、今夏開催予定の東京オリンピックの延期に関する決断を今後4週間以内に発表することを明らかにした。英『BBC』などが伝えている。声明には五輪を中止する流れではないことも明記されている。

 現在、新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大。サッカーを含む全スポーツ界にも多大な影響が出ており、今夏開催のEURO2020やコパ・アメリカはすでに1年延期が発表されている。

 IOCは「感染拡大の状況とオリンピックへの影響について議論を開始しており、それには延期のシナリオも含まれている」と初めて五輪の日程変更について言及。「これらの議論を今後4週間以内に完了する」と伝えた。

 一方で、中止はないとも強調。「東京オリンピックの中止は問題の解決にはならず、誰かを助けることにはならない。したがって、中止については議論にはならない」としている。

 延期となった場合にはさらなる問題も懸念されており、IOCのトーマス・バッハ会長は延期を「非常に複雑なチャレンジになる」とし、新たな課題の一例を挙げている。

「大会で使用する重要な会場は利用できなくなる可能性がある。また、少なくとも33競技の国際大会の日程を調整する必要もある。これらは多くの議題のほんの一部である」

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