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A代表初招集のMF三笘薫「最初の頃はもがきながら」…新天地ベルギーで感じた課題

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日本代表MF三笘薫

 日本代表初招集となったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)が10日、報道陣のオンライン取材に応じ、カタールW杯アジア最終予選・ベトナム戦(11日・ハノイ)に向けて意気込みを語った。

 日本は今最終予選で4試合3得点と得点力不足に苦しむ状況で、三笘の代表デビューに期待が懸かる。「出るとしたら、サイドバックかウイングの位置になると思う。自分の仕掛けでペナルティエリアに入っていく、スルーパスでアシストすることはやらないといけない」と持ち味を発揮するつもりだ。

 プロ2年目の今夏、川崎Fからプレミアリーグのブライトンへ完全移籍。今季はベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サンジロワーズでプレーする三笘は「日本でやっていた自分のプレースタイルを継続できているのが一つ、よかった点。課題としてはまだまだデュエル、フィジカル的なところが足りない」と分析する。

「(Jリーグとベルギーリーグは)サッカー自体が全く違う。スペースの多さとフィジカル的な能力の差、技術的な差が全く違う。比べるのは難しいし、比較するというよりもそれぞれのリーグに強み、弱みがあって、自分が成長するために(欧州へ)行っている。スピード、フィジカルのところは非常にタフなリーグだと思う」

 三笘は10月16日の第11節スラン戦でリーグ戦初ゴールを含むハットトリックを達成すると、チーム内での存在感を高め、スタメンに定着。左ウイングバックのレギュラーポジションをつかみ取ったが、「試合に出るにはウイングバックが一番最適だった。どれだけチームの力になれるかが試されていると思う」と冷静に語る。

「まずは自分のプレーを、どういうプレイヤーなのかを認めさせないといけない、分かってもらわないといけなかった。練習からアピールしていたし、一人ひとりの選手のプレーをしっかりと観察して、どんなプレーが最適かを考えてやっていた。結局は試合で結果を出さないと認めてくれない。最初の頃はもがきながらやっていました」

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