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日本代表MF三笘薫、“川崎F優勝”の光景に「ああいうふうにチームメイトがやってくれて…」

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日本代表MF三笘薫

 日本代表に初招集されたMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)が10日、オンライン取材に応じ、「嬉しい気持ちと最終予選の厳しい戦いの中での招集なので、責任感を感じています」と表情を引き締めた。

  三笘は今回、川崎Fで同期だったDF旗手怜央(川崎F)とともに初招集となった。旗手のほか、古巣・川崎フロンターレからはDF谷口彰悟、DF山根視来が復帰。元同僚のMF田中碧(デュッセルドルフ)やMF守田英正(サンタクララ)とも代表チームで“再会”を果たす形となった。

 今夏、三笘と田中が欧州へ移籍。主力2人の離脱後に川崎Fは勢いを失った時期もあったが、持ち直してJ1連覇を成し遂げた。「僕と碧が抜けてもチームはブレないと思っていた。僕もベルギーから見ていてすごく刺激を受けていた。僕はもうフロンターレの選手じゃないのでベルギーで結果を残すことしか考えていなかったですが、素晴らしいチームでプレーできたなとすごく感じています」と感謝を語った。

 優勝セレモニーでは旗手が三笘のユニフォームを、MF脇坂泰斗が田中のユニフォームを着用してシャーレを掲げた。

「時差的に朝起きてすぐに優勝していて、びっくりしたのを覚えている。ああいうふうにチームメイトがやってくれて、僕自身もチームの一員として認めてくれたのはすごく嬉しい。後期は戦っていないのでどういうチーム状況だったかは分からないですが、前期戦って1位で折り返すことができて、自分自身も成長して海外に来ることができた。そういったうえではフロンターレなしでは今の自分はないと思います」

 日本代表は10月のオーストラリア戦で4-3-3システムを採用した。川崎Fがベースとする布陣であり、今回の招集メンバーはフロンターレ色の強い顔ぶれだが、三笘は「川崎Fと代表のサッカーは全く違うと思う。選手一人ひとりの能力も相手も違う。そこは別のものと考えないといけない」と指摘。

 そのうえで、「ポジションや立ち位置はあまり変わらないと思う。自分のプレーとしては仕掛けることだったり、前への推進力、勢いをもたらすことが役割だと思っている。そこ(左ウイング)でのプレーは整理されていますし、フロンターレの時と同様に(持ち味を)出せたら」とイメージを膨らませた。

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