[7.1 EURO決勝 スペイン4-0イタリア キエフ]

　スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、EURO史上初の連覇、そしてW杯を含めた前人未到の3連覇を成し遂げた選手たちを称えた。「私はイタリアをリスペクトしていた。彼らは偉大なライバルだった。しかし、時間が経つにつれて試合をコントロールすることができた」。そう試合を振り返った指揮官は「3つのタイトルで優勝するというのは、ほとんどあり得ないことだ。それを成し遂げた選手たちを祝福したい」と称賛した。

「一度でもチャンピオンになるのはとても難しいことだ。2回優勝するのは、さらに難しい。3回となれば、それはもう見事としか言いようがない」

　EURO2008後にスペイン代表の監督に就任。10年の南アフリカW杯に続く主要大会制覇に導き、W杯とEUROの両方を制した史上2人目の監督となった。過去にはヘルムト・シェーン氏が1972年のEUROと1974年のW杯で西ドイツを優勝に導いている。

　選手とともに自分自身も歴史的な快挙を達成したデル・ボスケ監督だが、「私は勝つための監督ではなく、選手を育てる監督でありたいと思ってきた。これからも選手たちの未来のために仕事をしていきたいと思っている」とコメント。結果だけを追い求めるのではなく、試合内容、選手の将来を考えたチームづくりを続けていくことを誓っていた。

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