ポルトガル代表は8日に行われたEURO2016予選グループIのデンマーク戦に1-0の勝利を収め、来年の本大会出場を確定させた。フェルナンド・サントス監督やFWクリスティアーノ・ロナウドが喜びの言葉を発している。

　グループ首位に立っていたポルトガルは2位デンマークをホームに迎え、66分に先制。MFジョアン・モウティーニョが決めた1点が決勝点となり1-0で勝利を収めた。

　この結果、ポルトガルは1試合を残して予選突破が決定。デンマークとアルバニアが残り1つの出場枠およびプレーオフ枠を争うことになった。試合後のF・サントス監督のコメントをUEFA公式サイトが伝えている。

「称賛すべきは選手たちだ。ここにいる選手たちも、予選をとおしてプレーしてきた選手たちもね。彼ら全員がここに来て貢献したいと望んでいた。それこそが予選突破の鍵になったと思う。フランスで戦えるのは我々にとって素晴らしいことだよ」

「私が就任したとき、予選突破は簡単だと言われていた。実際はそんなことはなかったよ。もちろん、全試合に3点差や4点差で勝てるならその方がいいが、とにかく勝つことが何よりも大事だ。ファイナルサードでは少し何かが欠けている部分もあったかもしれないが、このチームは別の部分で力を見せてきた」

　アルバニアにホームで敗れて苦しいスタートを切った今予選だったが、その後は6連勝。6試合すべてが1点差と、接戦をものにしての出場権獲得となった。エースのC・ロナウドは、アルバニア戦後に解任されたパウロ・ベント前監督の後を引き継いだF・サントス監督に賛辞を送っている。

「悪い形でスタートして厳しい予選になったけど、良い形で終えることができた。フェルナンド・サントスの就任が効果を表したよ。ほかのチームの結果に頼る必要がなくなったのも良かった。僕らはギャンブルをしてでも勝ちにいくようなチームなんだ」

---

●EURO2016予選特集