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C・ロナウドとの関係性を語るベニテス 「彼を交代させるのに恐れはない」

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 レアル・マドリーラファエル・ベニテス監督が、スペインメディアのインタビューに応じ、FWクリスティアーノ・ロナウドとの関係性や守備的と批判される自身の戦術について語っている。

 今季からベニテス監督が指揮を執るマドリーは、リーガエスパニョーラ第7節終了時点で首位ビジャレアルに次ぐ2位に位置している。だがセルタとバルセロナが同勝ち点で3位と4位につけ、勝ち点2差でアトレティコ・マドリーが迫っており、混戦模様の中に身を置いている状況だ。

 そのマドリーにおいて、気懸かりなのはFWクリスティアーノ・ロナウドの調子だ。ここまで5得点を挙げているC・ロナウドだが、全ゴールが第3節エスパニョール戦で記録されたもので、ほか6試合ではノーゴールに終わっている。

 ベニテス監督はスペイン『セール』『コペ』のインタビューでC・ロナウドに関して次のように述べている。

「クリスティアーノをベンチに座らせるために、私が恐れることはない。だが、彼は疑う余地のない選手だ。彼を交代させないのは、彼がゴールを保証してくれるからだよ。彼はほかの選手よりアドバンテージを得ている。毎シーズン、50ゴール以上決めてくれるんだからね」

「彼とは毎日話をしているよ。クリスティアーノのパフォーマンスを最大限に引き出すために、何が必要なのかも分析している。それがマドリーのためになるからだ。そこに議論はない。彼は素晴らしい選手であり、プロフェッショナルだ。バロンドールを再び獲得すべき選手だろう」

 マドリーサポーターの中にはベニテス監督が守備的な戦術を敷くことに不満をあらわにする声もある。しかし、ベニテス監督は気にしていない様子だ。

「私は決して守備的な監督ではない。イタリアでは、私は攻撃的な監督だと形容されていた。2年連続でナポリの記録を塗り替えたのだからね…。スペインでは、私を守備的だと形容する。我々はシュート数とゴール数が最多のチームなのだがね」

「我々が守備的ではないと端的に示しているのが、ダービー戦での前半だ。どうしてマドリーがあれだけアトレティコを上回り、良いプレーを見せたのか? それは勝利を目指した戦術が存在したからに他ならない」

 先に行われ、1-1と引き分けたアトレティコとのマドリッド・ダービーには、一定の満足感を示している。

「私はチームに後方に下がるよう指示したことなど一度もない。このチームは昨季カルデロンで偉大なアトレティコと戦った。そして、今季のアトレティコはそれ以上のメンバーを揃えているんだ。そのアトレティコに対して、マドリーは前半完全に試合を支配した」

「我々は2点目を奪うために縦の速さを欠いた。アトレティコが息を吹き返し始めたときに、効果的なカウンターを仕掛けることもできなかった。それが問題だったんだよ」

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