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悔しさを隠しきれないスロバキア指揮官「相手の方が幸福だったね」

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[6.11 EURO B組第1節 ウェールズ2-1スロバキア]

 EURO2016は11日、大会2日目を迎え、B組のグループリーグが開幕した。初出場同士の対戦となったウェールズ代表対スロバキア代表の一戦は、2-1でウェールズが制した。一時は同点としたスロバキア代表のヤーン・コザーク監督は悔しさを隠しきれなかった。

 前半10分に先制を許したスロバキアだが、序盤からポゼッションでウェールズを上回るなど圧力をかけ続けると、後半16分に右サイドをMFロベルト・マクが強引に突破。エリア内に横パスを入れると、投入されたばかりのMFオンドレイ・ドゥダがタイミングを計って、左足でゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻した。だが、後半36分に勝ち越され、1-2で初戦を落とした。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトによると、コザーク監督は「ハーフタイムには両SBに対し、もっと積極的に攻め上がるよう指示した。その後はマクと(ウラジミール・)バイスをサポートする回数も増えたと思う。ドゥダと(アダム・)ネメツの投入はリスクもあったが、打開策を講じる必要があった。2点目は防げたと思うが、これがサッカーだ」と肩を落とした。

「もちろん負ければ気分は良くない。特にEUROではね。ウェールズの守備は組織的なので、先にリードを奪ったチームが大きなアドバンテージを得ることはわかっていた。失点後はボールをうまく扱えなかったが、自分たちの持ち味を発揮した後半に追いついた。両チームが勝利を目指すオープンな展開になった終盤は、相手のほうがやや幸運だったね」

●EURO2016特設ページ

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