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[Fリーグ]湘南がホーム開幕戦で大分から今季初勝利を挙げる

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 Fリーグは16日に第4節の1試合を行い、湘南ベルマーレ(フットサル)がホームにバサジィ大分を迎えて試合を行った。前半6分にFP久光重貴のゴールで先制した湘南は、3分後にもFP市原昭誉がゴールを決めてリードを広げる。しかし、大分もFP白方秀和、FPディドゥダが立て続けに得点を挙げて、2-2で前半を折り返す。後半の立ちあがりも大分がチャンスをつくるが、GK冨田祐耶がピンチを防ぐ。逆に湘南はFP安藤良平がシュートを決めて、3-2とリードした。その後もGK冨田を中心に、大分の猛攻を凌いだ湘南が、ホーム開幕戦で嬉しい今季初勝利を挙げた。

 序盤から激しい攻防の続く一戦は、前半5分に大分がビッグチャンスをつくる。右サイドをFP奥田亘が突破し、折り返しをFP白方秀和がシュート。しかし、ボールはクロスバーを叩き、得点を挙げられない。先に試合を動かしたのはホームの湘南だった。同9分に速攻からFP久光重貴がGK定永久男との1対1を冷静に決めて先制する。

 さらに湘南は9分にもFP小野大輔がチャンスを迎える。小野のシュートは戻ってきたDFにブロックされてCKになるが、このCKをFP岸本武志が蹴ると、ファーサイドで市原が合わせて、湘南が点差を広げた。

 大分もFP中村友亮がスピードのあるドリブルを見せ湘南ゴールに迫るが、得点は挙げられない。それでも15分、CKのこぼれ球から白方にシュートを打たれると、DFに当たったボールはゴールに決まり、大分に1点を返されてしまう。さらに18分にはFPディドゥダに同点ゴールを許し、試合を振り出しに戻された。

 同点に追い付かれた湘南は19分にFP藤井健太がゴール前でシュートを打つが、DFにブロックされる。追いついた大分も20分にFP仁部屋和弘がドリブルからGKと1対1になるなど、前半の終了間際にチャンスをつくったが、GK冨田祐耶の好セーブに防がれる。このまま前半は2-2で終了した。

 後半の立ち上がりも、攻勢に出たのは大分だった。後半3分にはFP久光邦明のパスから中村がGKと1対1の場面を迎えるが、GK冨田に防がれて得点を挙げることはできない。同4分にも中村はロングボールから抜け出して決定機を得るが、ここもGK冨田が立ちはだかった。

 後半7分、湘南のFPが冨田の好守に応える。大分の仁部屋からボールを奪ったFP安藤良平がGK定永の股下を抜くゴールを決めて、3-2と再びリードを広げた。同11分には大分が速攻を仕掛ける。ディドゥダがGK冨田と1対1になるが、ここも冨田がシュートを体に当て、得点を許さない。同14分にもFP小曽戸允哉のパスから奥田が抜け出しシュートを打つが、奥田と交錯しながらも冨田が防ぎ、湘南がリードを保つ。

 残り6分、大分は仁部屋をGKにしたパワープレーで攻める。16分にはディドゥダのシュートをGK冨田が弾き、そのこぼれ球を左サイドで拾った仁部屋がシュート。しかし、ボールは左ポストを叩いてしまう。その後も大分の攻撃を凌ぎ切り、開幕3連敗を喫していた湘南だが、4試合目にして初勝利を記録、町田をかわし8位に浮上した。一方の大分は開幕2連勝から2連敗を喫し、順位も5位に落としている。

(取材・文 河合拓)

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