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[フットサルW杯2012]ブラジル主将ヴィニシウス「日本はポルトガルと素晴らしいゲームをするだろう」

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 フットサルW杯は1日に開幕を迎え、前回王者のブラジル代表は日本代表に4-1で勝利し、幸先良い滑り出しを見せた。この試合で先制点をアシストし、大きなガッツポーズで喜びを表現していたのが、FPヴィニシウスだった。後半5分にも「右サイドからの折り返しでGK川原永光のミスを誘発し、勝利を決定づける4点目を挙げたセレソンのキャプテンに、日本戦直後に話を聞いた。

―今日の試合を振り返ってみて?
「僕たちはとても真剣に試合ができました。僕たちの心配は失点をすることでした。だから前半はそんなに攻撃に行かなったし、自分たちのプレーをコントロールしながらゲームを進めました。なぜなら日本遠征で親善試合を行なった時、2点もリードされたからです。それはチームにとって、とても痛手になっていました。その教訓を生かし、僕たちはとても賢くプレーをできたと思います。ディフェンスに、とても不安を抱えていたので、確実に、安全に試合を進めることができ、この結果にはとても満足しています」

―日本は少し恐怖を感じて思い切った攻撃ができてないように僕は見ていましたけど。
「そうだと思いますが、僕らも東京でやったゲームみたいにチャンスを与えませんでした。日本はとても向上していますし、僕はとても好きです。日本がグループリーグを突破するためにポルトガルとの素晴らしいゲームをすることに疑いの余地はありません。日本人はミゲル・ロドリゴの仕事を誇りにすべきです。なぜなら近年、彼と共に日本はとても向上してきたからです。僕は日本とゲームを戦うのが楽しいです。なぜなら日本は攻撃的に、アグレッシブにプレーをするからです。それを実現させるのはとても難しいことです。ミゲル・ロドリゴはすごく攻撃的なプレーを志向するにもかかわらず、とても組織的なチームをつくりあげました」

―ブラジルも今日のゲームは少しシュートの意志が足りなかったと思います。
「それは違います。シュートを枠に飛ばしていましたし、ゲームをコントロールしようと務めていました。4-0になってゲームが決まってからは、僕らはボールを奪われたくなかった。同時に4-0というスコアに満足していましたから、ボールを触ることの好きな日本にパスを回させても良かった。だから僕たちは無理にプレスに行きませんでした。4-1という結果には満足していますし、僕らも日本も、後半はゴールを奪うために、互いに力をセーブするような展開になったと思います」

―あなたのコンディションはどうですか?
「少し違和感を感じますが、4回ヒザを手術している僕には普通のことですよ(笑)。すごく良い感じで試合には挑めていますよ」

(取材・文 座間健司)
twitter アカウントは@KenjiZama
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1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして"フットサルマガジンピヴォ!"の編集を務め、卒業後、そのまま"フットサルマガジンピヴォ!"編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。"2011年フットサルマガジンピヴォ!"休刊。2012年よりフットサルを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める。

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