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[フットサルW杯2012]大会9日目ハイライト GL全日程が終了、ソロモン諸島が歴史的初勝利!!

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 フットサルW杯は9日、大会9日目を迎え、グループEとグループFの計4試合を行い、グループリーグの全日程を終了し、決勝トーナメントに進出する16チームが出そろった。C組3位でグループリーグを突破した日本代表は、ベスト8進出をかけて10月27日の親善試合でも対戦したウクライナ代表と11日に対戦することが決まっている。

 グループEでは、セルビア対チェコ、クウェート対エジプトの2試合が行われている。すでに前節にグループリーグ突破を決めていたセルビアは、この日も先手を取る。前半6分にFPコチッチが、CKから3枚のDFに囲まれながらもゴールを決めた。その後も攻勢に試合を運んだが、チャンスを生かすことはできない。このまま試合は1-0で推移し、終盤に大きく動く。後半13分にチェコが速攻からFPシードラーがゴールを決め追い付くが、同16分にセルビアもFPボジョヴィッチのゴールで突き放す。それでも、決勝トーナメント進出を目指すチェコはそのゴールから約50秒後にオウンゴールを誘発し、同点に追い付いた。このまま2-2で試合は終了。もう一方の試合でクウェートがエジプトに4-3で勝利したこともあり、セルビアが首位、チェコが2位でグループリーグ突破を決めた。

 グループEでは、2つの偉業が達成された。すでに決勝トーナメント進出を決めているロシアは、コロンビアと対戦。過去2試合で無失点のロシアは、この日も2-0と完封勝ちを収め、グループリーグの3試合計60分無失点という、コートの狭いフットサルでは、まずありえない記録を達成した。もう一つの試合でも、新たな歴史がつくられた。ソロモン諸島が4-3で決勝トーナメント進出を目指したグアテマラに競り勝ったのだ。初出場した前回大会でソロモン諸島は、ブラジルに0-21で敗れ、ロシアにも2-31という大差を付けられ、グループリーグで4戦全敗、6得点69失点という悲劇的な結果に終わっていたが、2大会目の出場で、見事に勝利を手にした。この結果、グループFはロシアが首位通過、1勝で3チームが並んだが、得失点差でコロンビアが2位通過を果たしている。

 また、グループリーグが終了したことで、ワイルドカードで決勝トーナメントに進出できるグループリーグ3位チームも決定した。勝ち点、得失点差、総得点の順で順位づけすると以下のようになり、上位4か国の日本、エジプト、パナマ、タイが決勝トーナメントに進出した。

1位 グループC 日本  勝ち点4 得失点-1 得点11
2位 グループE エジプト 勝ち点3 得失点+2 得点11
3位 グループB パナマ  勝ち点3 得失点-1 得点14
4位 グループA タイ   勝ち点3 得失点-1 得点8
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5位 グループF グアテマラ 勝ち点3 得失点-7 得点8
6位 グループD オーストラリア 勝ち点3 得失点-12 得点5

 1日の開幕から、日々熱戦が繰り広げられてきたフットサルW杯だが、10日は、試合が行われない。11日にからいよいよ決勝トーナメントが開催され、パラグアイ対ポルトガル、スペイン対タイ、イラン対コロンビア、そして日本対ウクライナの計4試合が行われる。

[大会9日目の記録]
▽グループE
セルビア 2-2 チェコ
クウェート 4-3 エジプト

▽グループF
ソロモン諸島 4-3 グアテマラ
コロンビア 0-2 ロシア

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