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[PUMA杯2015]実はPKは苦手? 北海道GK関口「止めるという変なイメージを持たれても困る」

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 昨年のアジア選手権決勝で、エスポラーダ北海道のGK関口優志は日本代表のゴールを守り、PK戦では3本連続ストップ。史上初のアジア選手権連覇の立役者となった。2日に行われたPUMA CUP2015の組み合わせ抽選会に、前回準優勝チームの代表としてキャプテンの高山剛寛とともに出席した若き守護神だが、意外にもPK戦は決して得意ではないと明かした。

 アジア選手権でのスーパーセーブのイメージが強く、高山も「だいぶ頼もしくなったので、PK戦になったら勝てるかなと思う」と、PUMA CUPの決勝トーナメントでも、関口の守備力に期待を寄せた。だが、関口は「僕自身はそんなにPKが得意というイメージはない」と、苦笑した。

「むしろPKを止めたこと自体も、(アジア選手権の決勝が)初めてだったので。なので、そんなに(PK戦に強いという)変なイメージを持たれても困るんです(笑)。PK戦にならないように、フィールドプレーヤーがいっぱい点数を決めてくれることを祈っています」と、逆に高山をはじめとするFPの選手たちの活躍を求めた。

 意外な事実を明かした関口だが、その守備力は疑いようがない。実際、関口がゴールを守る北海道は、31試合で63失点と、Fリーグで最少失点の堅守を誇っている。関口も「今シーズンの目標にリーグ戦での平均失点を1試合当たり2点以下にするというのがありました。その目標が、あと2試合で3失点に抑えれば達成できるので、そこを目指してやっていきたいと思います」と、意気込む。

 そして、次節の名古屋戦、次々節の浜松戦に向けて「ここから残り2試合のリーグ戦は2試合ともホームなので、2連勝できるようにしたいです。プレーオフ、PUMA CUPに向けても良いイメージで行けるように、勝って終われるようにしたい」と、闘志を燃やした。

(取材・文 河合拓)

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