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[選手権予選]スーパークリアに決勝アシスト市立船橋MF金子が攻守に躍動

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[11.20 全国高校選手権千葉県予選決勝 流通経済大柏高 1-2 市立船橋高 フクアリ]

 流通経済大柏高とのライバル対決となった千葉決勝。そこで存在感を果たした一人が市立船橋高MF金子大毅(3年)だ。この日は前半14分に相手MF菊地泰智の左足シュートがGKの横を抜けてゴールへ吸い込まれそうになったところをゴールライン手前でスーパークリア。シュートを放った菊地も手を振り上げて喜びかけていた一撃を素晴らしいカバーリングで阻止した。

 金子は「(ゴールのカバーは)去年からずっと言われてきたことなんで。練習ではああいうシーンあったんですけど焦ってちょっと足に当たってゴールに入ってしまったこともあった。(意識したことは)焦らないこと。練習の成果だったと思います」と練習の成果だったことを強調。この場面でリードを許さなかった市立船橋は7分後に先制点を奪う。一度追いつかれたものの、後半4分に金子の絶妙な右クロスがFW太田貴也へ通り、それが決勝点となった。

「(クロスは)フカさないように、GKに取られないように、速いボールというのを意識したら自分でもビックリするくらいいいボールを蹴れた」と金子。この日はCB杉岡大暉、CB原輝綺とともに3バックを形勢するような形でプレーしていたが、押し込まれる時間が増えたため、自身が前目のポジションを取ることでセカンドボールを拾って攻撃に繋げた。チームも後半は攻撃する時間を増やし、自分たちのリズムで試合を展開。金子自身も終盤は献身的にボールを弾き、拾って1点リードを守り抜いた。

 昨年は県予選でブレイクし、優勝に貢献。だが、全国大会では悔しさが残った。「去年同じ舞台で勝って、選手権初戦出られず悔しい思いをした。(続く)東福岡戦出させてもらったんですけど、結果的に負けてしまったので、(きょう)借りを返せたのは良かった。選手権までに良い準備して今回は優勝したい」。目標は日本一。今年は大会を通して活躍し、今度こそ目標を達成する。 

(取材・文 吉田太郎)
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