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[大学選手権]シュート数15-0、関西大が岩手大を完全シャットアウト

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[12.14 大学選手権1回戦 関大4-0岩手大 荻野]

 第62回全日本大学サッカー選手権が14日に開幕した。厚木市荻野運動公園競技場の第2試合では関西大(関西4)が岩手大(東北2)を4-0で下した。2回戦では専修大(関東1)と対戦する。

 試合の総シュート数は15本。だがこれは関西大がすべて放ったものだった。

 立ち上がりから圧倒的にボールを支配した関西大は、再三チャンスを迎える。だが前半は岩手大GK田中克憲(2年=長井高)がビッグセーブを連発したこともあり、なかなかゴールラインを割ることが出来なかった。唯一の得点となった前半36分の場面でもMF篠原宏仁(2年=柏U-18)のシュートを田中が弾く。跳ね返りをFW原口拓人(3年=G大阪ユース)が押し込むがポスト。この跳ね返りをようやくDF山田幹也(3年=G大阪ユース)が押し込むというゴールだった。

 しかし後半は地力の差が出た。13分にFW宮村緯(1年=磐田U-18)が押し込み追加点を奪った関大は、同31分には途中出場のFW佐々木周(4年=奈良育英高)が加点。ムードメーカーのゴールで勢いづくと、同38分には篠原がエリア内で倒されPKを獲得。応援席から「おおきに、おおきに」という“自虐コール”が飛ぶ中で、篠原自らがきっちり沈め、試合を決めた。

 次の相手は因縁の相手でもある関東王者専修大。昨年は総理大臣杯とインカレのいずれもで専修大に苦杯を舐めた。「やりたい大学でしたし、選手たちも自分たちでモチベーションを作るでしょう」と島岡健太監督も悲願だと語る“専修退治”。「相手が強いというのを自覚しながらしっかり戦いたい。当たって砕けます」と闘志を燃やした。

(取材・文 児玉幸洋)

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