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大宮内定の明治大DF河面、3得点に絡むも満足せず「まだまだかな」

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大宮アルディージャへの加入が内定している明治大DF河面旺成

[12.10 全日本大学選手権2回戦 明治大6-0九州共立大 町田]

 大宮アルディージャへの来季加入が内定している明治大DF河面旺成が、さっそく3得点に絡み、その能力の高さを示した。

 左足から繰り出されるロングフィードと正確なパス、クロスの質の高さが武器の河面は、前半7分にスピードを生かしたタイミングの良い攻撃参加からFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)の先制点をアシスト。同16分には、コーナーキックのキッカーを務め、DF水町政哉(4年=神戸U-18)の追加点にも絡んだ。さらに後半25分にFW中村健人(1年=東福岡高)の1点目の起点となり、3得点に絡む活躍で6-0の勝利に大きく貢献した。

「初戦は難しいと話していた。その中、大量得点で相手のシュートを0本に抑えることできたことは自信につながる」と試合を振り返ったが、栗田大輔監督が「まだまだもっと決められるシーンがあった。決定機を外していた」と語ったように、河面も「その中でもイージーなミスだったり、ラストのシュートだったり、パスの質といったところはこだわらないといけない」と満足はしていない。

 また、個人としてももっとやれたと感じている。「個人的に得点であったり、アシストにこだわって今年やると決めていた。その成果としてインカレというのを意識していた。今日はアシストできたが、まだまだかなと思う」と、次戦に向けて静かに闘志を燃やした。その相手は夏の総理大臣杯(3-0)でも対戦した大阪体育大だ。「夏みたいな簡単な試合展開にならないと思うので、どれだけ我慢強く自分たちがやれるかにかかってくる」。河面が来季プロでの活躍を見据え、大学での集大成をこのインカレにぶつけていく。

(取材・文 清水祐一)
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