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歴史変えたヤングなでしこ、吉田監督「勝ててよかった。その一言に尽きる」

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[8.30 U-20女子W杯準々決勝 日本3-1韓国 国立]

 U-20女子W杯で史上初の準決勝進出を決めたU-20日本女子代表(ヤングなでしこ)の吉田弘監督は「準々決勝は(大会を)最後まで戦えるかどうかが懸かっている。初戦と準々決勝はポイントになるところ。そこで勝てたのはよかった」と、世界大会で計6試合戦えることになったことを喜んだ。

 相手は日本サッカーの永遠のライバルである韓国。ヤングなでしこにとっては10年のU-17女子W杯決勝で敗れた因縁の相手でもあったが、「特に意識はなかった。準々決勝に勝って6試合できるか。決勝トーナメントの山場だった。韓国どうのより、勝ててよかった」と強調。「欲を言えばもう少し攻撃的にできればよかったが、グループリーグの疲れも少し試合に出てしまったのかなと。勝ててよかった。今日はその一言に尽きる」と振り返った。

 試合前のミーティングでは「歴史を変えよう。壁を破ってベスト4に進もう」と選手を鼓舞した。過去の最高成績は02年大会と08年大会のベスト8。U-20女子W杯では史上初となる4強入りを成し遂げ、言葉どおり歴史を塗り替えた。9月4日の準決勝では、明日31日に行われる準々決勝のドイツ対ノルウェー戦の勝者と対戦する。なでしこジャパンの銀メダル獲得に沸いたロンドン五輪の興奮冷めやらぬ中、日本で開催されているU-20女子W杯。“妹分”の真夏の快進撃はまだまだ終わらない。

(取材・文 西山紘平)
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