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[フットサルW杯2012]フットサル日本代表 W杯メンバー発表後の選手コメント

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 日本サッカー協会(JFA)は19日、11月1日に開幕するフットサルW杯に出場する日本代表選手14名を発表した。注目のFP三浦知良(横浜FC)とFP森岡薫(名古屋オーシャンズ)が新たに選出され、FP滝田学(ペスカドーラ町田)、FP仁部屋和弘(バサジィ大分)が、選考から漏れている。滝田、仁部屋は27日に行われるウクライナ戦(旭川)までチームに帯同する。

以下、W杯メンバー発表後の選手コメント

FP森岡薫(名古屋オーシャンズ)
―メンバーに選出された率直な感想は?
「嬉しい気持ちとホッとした気持ちの半々です。昨日の夜、僕はなかなか寝れませんでした。みんな、すごく良いメンバーがそろっているので、自分は確定していないと思っていました。でも、こうして自分が残れるのは幸せですし、誇りに思いますし、光栄なことです」
―聞いたのは今日?
「昨日の時点で話に来なかったんです。結局、(ミゲル監督は)一人ひとりに話すのではなくて、外れた選手だけに話をするみたいだったので。僕は夜の12時まで待っていたんですけど『さすがにこんなに遅い時間には来ないよな』と思って寝ました。『大丈夫かな?』と思いながら(笑)。そうしたら入っていました」
―発表はどういう形でされた?
「今日の練習前に、控え室で名前を呼ばれて『このメンバーで行く』って。僕にとっては今回が3回目の合宿ですが、ようやく自分らしさを出せるかなと思います。今まではメンバーに残ることに集中していたので、やっと重りが取れたというか、よりプレーに集中できると感じています」
―初のW杯になるが?
「ずっと夢に見てきた舞台なので、やっとそこに立つことができることが非常に嬉しいですし、思い切ってやりたいという気持ちです」
―森岡選手の得点力、DFを期待していると監督は話していたが?
「そうですね。招集されたときから、そういう話でしたので、できるだけそこでポイントになれるようにしていきたいと思います。今の段階では、まだ本来の自分のプレーを出せていないところがありますが、なんとかW杯までには万全の状態で行けるようにしたいと思います」
―カズ選手と一緒に入ったが?
「カズさんは冗談も結構、言いますし、その場を盛り上げてくれます。本当にカズさんとやれるなんて思ったこともなかったので。Jリーグをずっと学生の頃から見ていて、代表で活躍しているのも見ていたので、まさか一緒にプレーできると夢にも思っていなかったので。本当に光栄なことですし、僕の生きている上ですごく貴重な経験になると思います」
―24日のブラジル戦は?
「僕は以前、ブラジル対日本の試合を見て代表に入りたいという気持ちになりました。その試合と同じ対戦カードということで、思い切ってやりたいですし、ずっと願っていた舞台なので結果を残したいです。ブラジル戦とウクライナ戦が、W杯前最後の試合になるので、万全の状態でW杯に行けるようにしたいです」
―W杯での目標は?
「もちろんグループリーグを突破すること、それ以上に行けたら行きたいと思います」
―以前、カズ選手とカズダンスを踊りたいと話していたが?
「決めるチャンスがあれば、一緒に踊りたいですね。楽しみにしています」
―メンバー入りが決まったことで変化は?
「メンバーに残るためにすごいアピールをしてきましたし、重みがあるというか、体が重かった部分もありましたけど、メンバーに残ったことで、重さが取れて、W杯に向けての練習に集中できますし、軽い感じでしっかり練習に取り組めればと思います」

FP小宮山友祐(バルドラール浦安)
―W杯の代表に選ばれた感想は?
「選ばれたこと自体は光栄なことだと思っていますし、日本を代表するチームの一員として戦えることをすごく自分自身も誇りに思います。多くの方に注目されている大会だと思いますので、良い結果を出せるように頑張りたいと思います」
―キャプテンとして臨むにあたって意識することは?
「やはり14名という厳しい枠に入れなかった選手も何人もいます。今回の合宿に参加できなかった選手を含め、今までミゲル・ジャパンになって一緒に歩んできた仲間の想いを背負って、プレーで表現したいと思います」
―カズ選手が入ったが、彼がいることでの心強さは?
「カズさんは、ここにいるフットサル選手よりも、多くの海外での経験を持っています。また、海外でのプレーをするにあたっての過酷な部分、厳しさというものは僕たち若い選手にすごく良い刺激になると思います。逆にフットサルW杯の難しさは、僕も3回目の出場をさせてもらえることになりましたが、そこの難しさは僕たちの方が知っています。初戦の相手がブラジルということで、前回大会同様に厳しくなると思いますが、勝ち点を取りに、自分たちの目標であるグループステージ突破のためにも、全員の力を合わせて、カズさんの力も合わせて、一致団結して頑張りたいと思います」
―前回大会は初戦でブラジルに1-12と大敗したが?
「試合時間も朝の10時からで、首都ブラジリアでの試合で、完全にアウェーの状況でした。日本からも多くのファンの方に来ていただきましたが、雰囲気は完全にアウェーの状況でした。それと比べたら24日の壮行試合は違うホームの雰囲気にはなると思います。ぜひ、そこで良い結果を出したいと思います」
―グループステージ突破に必要なことは?
「ミゲル監督がこのW杯を見据えて練習してきましたし、活動もしてきましたので、あとはW杯本番を迎えるにあたって、どれだけ開き直れるかだと思います。自分たちの力を信じ、どれだけ自分たちがアグレッシブにプレーできるか。ブラジルだから、ポルトガルだから、リビアだからと、相手を意識して消極的になるのではなく、自分たちを信じて、100%のプレーを出し切ることが、その先の日本のフットサルにもつながる。中途半端なプレーをして負けるんだったら、思いっきりやって負ける方がまだいいという考えで、どこまで開き直れるかが大事だと思います。それが、その先の勝利につながると思う。監督も常々、思い切ってやれ、練習もブラジルを意識して、ブラジルの選手はこういうDFをするから、こういう選択をしろとボールを使うセッションではやっています」
―力を出し切ることができれば、グループは突破できる?
「そうですね。そう信じるしかないです。監督も言っていますが、前半の20分間だけなら互角で戦うことができました。大事なのはその後の後半の20分。スタミナ、フィジカルがきつくなった中でどう戦っていくかが大事。世界の強豪、トップとは半分は戦えるけど、残りの半分がっていうのが差だったと思うので、その差を埋められるようにしたい。信じないと何も起きないと思いますし、監督、仲間を信じて、ここのピッチに立ちたくても経てない選手が何十人もいますので。そういう選手たちの想いを代表して選ばれた僕らはまっとうしないといけない義務があると思います」
―攻撃的なアラを2枚置くセットで戦うと監督は言っていたが?
「守りやすいか守りにくいかと言えば何とも言えない。だが実際のところ、ポゼッションの時間は長くなると思う。監督は、ベタ引きで耐えて守って勝つフットサルではなく、アグレッシブに攻撃をして、アグレッシブに守備をして、そういった攻撃的なフットサルをやりたいんだと思う。当然のことながら、体を張って守れる選手は必要になってくるが、その状況をつくらせないということも考え方のひとつ。ポゼッションを高めて、攻撃が得意な選手がドリブルできる戦い方も、1つの策としてあるのかなと思う」
―アジア選手権ではその戦い方が功を奏した?
「アジア選手権に関しては、間違いなくその通り。攻撃的なアラがいたからこそ、相手を押し込めた」
―だが、今度の相手はブラジルやポルトガルといった世界の強豪になるが?
「アグレッシブとは、どういうことを意味しているのか。ディフェンスで圧倒するのか。オフェンスで攻撃の時間を長くするのか。意味合いは変わるが、それは監督しかわからない。僕たちはやるしかない」

FP木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)
―選出された感想は?
「選ばれたからには、自分のためだけでなく、フットサルを愛するすべての人たちの想いを持って戦いたいと思います」
―3回目の大会になるが?
「3回出られることは光栄ですし、自分自身も素直に嬉しく思っています」
―森岡選手、カズ選手が加わったが?
「ずっといろんなグループで代表として戦ってきましたが、その都度、その都度、選ばれた選手が、その時点でのベストメンバーだと思うので。新しいとか、前からやっているとか、そういうことに関係なく、この14人が現時点でのベストだと思っていますし、ベストの布陣でW杯に臨んで一番良い結果を出したいと思っています」
―今回のグループはかなり厳しいが?
「本当に厳しいグループになると思いますが、W杯である以上、どこと当たっても厳しくなるのがW杯だと思います。その中で一番大事なのは初戦。初戦でどういう試合の入り方ができるかが一番大切。前回もブラジル代表と初戦を戦って、早い時間に失点をしてしまった記憶が残っていますし、初戦、本当に1秒目から良い入りを出来るようにしたいと思います」
―今までの経験はチームにプラスになるか?
「W杯は他のどの大会より、グループで戦う、良いグループになることが大事だと思う。ピッチの中はミゲル監督の下、やろうとしているフットサルを含めて世界レベルにあると思う。あとはピッチ外の部分で、どれだけ良い雰囲気で臨めるかがカギになる。本当に一日一日を大切にして、より多くのコミュニケーションをとって、グループが円滑に、そしてみんなが助け合って戦えるグループをつくっていく。そういうところを自分が気を配っていければいいかなと思います」
―24日にブラジル戦があるが?
「本当に代々木の試合は日本のフットサルの歴史を一番大きな大事な試合になると思います。そこでフットサルの魅力を存分に出せる試合をやりたいと思います。W杯直前のブラジル戦、ウクライナ戦で内容、結果ともにしっかり期待に応えられる試合にして、タイのW杯に臨めるようにしたい」
―W杯の目標は?
「目標というか、ノルマとして、グループステージ突破がノルマだと思いますし、しっかり突破して、一つでも上に行けるようにしたい。ブラジル、ポルトガルのいるグループに入って予選を突破できれば、より高い位置まで行けることは間違いない。そういう強い気持ちを持って行きたいなと思います」
―カズ選手が入ったことでの変化、影響力を感じたことは?
「合流した初日から非常にフットサルのことを多く質問してくれました。今までの歴史であったり、代表の課題であったり、過去のW杯の成績であったり。フットサルにリスペクトをもって質問をしてくれました。それに対して僕も最大限自分の意見であったり、過去の歴史だったりは、コミュニケーションを取れていると思います。ピッチの中であっても、疑問に思ったことはその都度話をする機会も多い。サッカーで素晴らしい経験を積んできていますし、そういった技術に疑う余地はありません。フットサルへの適応力も高いですし、カズさんの持つダイレクトプレーやフィニッシュの精度は僕らも参考になる。また、フットサル独特の良い部分をカズさんが上手く吸収して、良いグループができれば良いと思います」
―メンバーから落ちた選手にも声をかけた?
「自分自身もメンバー外になった経験もありますし、これだけ長く代表でプレーしてきているので。メンバーを外れる選手であったり、直前でケガをした選手であったり、そういう場面をずっと見てきています。スポーツのそういう世界である以上、こういったことは起きるわけですし、その当事者の気持ちは当事者にしか分からないものがあると思うので、選ばれた選手は結果を出すしかない。気軽に頑張れとか、次があるっていうのは言えないよっていうのは伝えました。自分が彼らに対してできることは、100%するし、そういう話はしました」
―今日、練習場に入ってくるとき暗かった感じがしたが?
「(メンバーを外れた)彼らに対する思い入れ、若い選手に対する思い入れもありましたし、厳しいことも言ってきたので。日の丸を付けて戦うことに対して、厳しく言ってきたこともありますし、一緒に長い時間を過ごしてきたので。もちろん監督が一番つらい日だったと思いますが、少なからず、(自分にも)そういう思いはありました。でも、先ほども言いましたが、勝負の世界、スポーツの世界にはつきものなので」
―個人的には3大会連続出場になるが?
「3回目で、これだけのメディアの方を含めて注目を受ける中でのW杯という舞台に自分が立てることは非常に嬉しく思います。そういう大きなチャンスだと思っていますので、良い大会にしたい。僕ら選手が良いフットサルをして、より多くの人にフットサルの魅力を知ってもらうためには、ピッチで最大限のパフォーマンスをしないと、この先につながってこないと思います。昔からW杯に出て、結果を出せば、何か変わるんじゃないかと思ってきました。フットサルというスポーツが、あまり理解されていない時代から僕はやってきているので。そういう意味でも最大のチャンスだと思っていますし、この先も同じシチュエーションがくるかは誰も保証できない。僕らはこのチャンスをつかむしかない。そういう強い気持ちで臨みたい。もちろん、自分が最大限やらないとチームプレーにならないと思いますが、外れた選手だけでなく、今までフットサルをずっと支えてきてくれた選手、昔からやっている選手であったり、関係者、自分の家族、日本のフットサルに携わってきたすべての人たちの思いを持って、個人的にはプレーしたいと思います」
―カズ選手と一緒に大会に出られることは?
「日本代表というリストの中に、絶対というものはないと思っています。発表があるまでは自分が行けるという保証はない。それは全選手、そういう気持ちで今日という日を迎えたと思います。もちろん外れた選手もいるわけですから、良い日であるし、つらい日でもあると思いますが、決まった以上、全員で戦う。最初のミーティングで話をしたように、日本のフットサル界として持っている目標を達成するためにやるしかないと思います」
―カズ選手が来ることで注目を浴びるのは複雑?
「実際、僕が初めて代表に入ったころも、木村和司さんが監督で、元Jリーグの選手や、ラモス(瑠偉)さんと合宿したこともあります。今もFリーグの選手の中にも元Jリーグでプロをやっていた選手もいましたし、過去の代表にも元Jの選手は名前を連ねていたので、そういう意味では決して今に始まったことではありません。これまでも、サッカー界のプロ選手と交流して、一緒に合宿で過ごすことで、僕らが学ばないといけないことはたくさんあるなというのは感じました。それは、必ずしもフットサルが上手いとか、フットサルを長くやっているということだけでなく、ピッチ外での過ごし方、取り組む姿勢、そういうものはプロスポーツ選手として学ぶことはたくさんある。そういう出会いがあったから、僕はここまで続けて来れたと思います。確かに10代の頃はオレの方がフットサルやっているからという思い、見返してやりたいとか、そういう気持ちはありました。でも、自分の経験をとおして、そういう気持ちではなく、学んで、彼らに認めてもらいたいという気持ちに変わっていきました。代表としても、アジア選手権で優勝したり、個人で大会MVPに選ばれたときも、『やっとこれでサッカー選手や他のスポーツ選手に胸を張って、フットサル選手ですって言えるようになった』と思った経験もあるので。そういう意味ではネガティブなことは一切ないと思いますし、フットサルが日本国内でメジャースポーツになって、プロ・フットサル選手がもっと高い所にいくためには、プラスのことだと思う。昔から応援してくれるファンや選手も、絶対に理解してくれると思う。そういう意味で、自分の果たす役割をしっかりとやっていけば、理解もしてくれると思うし、ポジティブなことしかないんじゃないかなと思います」

FP滝田学(ペスカドーラ町田)
―残念な結果になってしまいました。
「残念でしたけど、まぁ、しょうがないです。昨日、監督から直接、話をしてもらって、いろいろ言っていただきました」
―どう受け止めた?
「前も言いましたが、常に120%でやっていたので、悔いはないですし。27日のウクライナ戦まで帯同してやるので。そこまでは代表選手なので全力でやりたい。もちろん、その先も代表で戦うつもりでやっていくので、変わりなく頑張りたいと思います」
―今日の練習でも全力でやっていたが?
「思うことはいっぱいありますけど、サポートしてくれる先輩はたくさんいました。同じクラブの金山友紀選手にも連絡したら『頑張れ』と言ってもらえたこともありますし。変わりなくやっていきたいと思います。昨日のうちに(想いは)吐き出しました。と言っても、不満とかは別になくて、みんなにも頑張ってもらいたいし、自分も頑張ってそこ(ウクライナ戦)まで一緒に戦うっていう気持ちです」
―フィクソは安泰かと思われたが?
「いろんな組み合わせがありますからね」
―今後に向けて課題と感じたところは?
「正直、自分でも足りないなと感じるところはたくさんあって。アジア選手権でも、世界の選手と戦っても。今、日本代表のフィクソっていうフィクソは、北原(亘)選手と小宮山(友祐)選手の2人。その2人を見ていても、自分には足りないなというのが、具体的にもありますし、抽象的な部分でもありますので。そこは頑張っていかないといけないと思っています」
―納得はされていますか?
「納得しています。納得というか、常にマックスでやっていたので。それは今回の合宿でも変わらずにできているので。その上での判断だったので。これまでも本当に信頼してくれて、呼んでくれていた。今までの経緯を知っている人だったら、『滝田また入ったんだ』という時期もありましたし、そこの信頼関係はあります。僕も(監督を)信頼していますから、そこに対する不満はまったくないです」
―本番でカズ選手と集合写真を撮りたかったですね。
「撮りたかった。本当に撮りたかったですけど、僕とか、他の選手にもないものを、明らかに持っている。他とは一線を画した選手なので、一緒に行動をしたかったというのもありますね。残念ですけど、仕方がないです」
―チーム(町田)としても、個人としても、巻き返しですね。
「そうですね。そこでプレーで、見返して行けるように。見返すわけではないですけど、活躍できるように頑張ります」
―ウクライナ戦まで今日のような気持ちでいける?
「もちろんです。気持ちを切らしてしまったら、帯同する意味がないので。そこは日本のために、全力でやっていきます」

FP稲葉洸太郎(バルドラール浦安)
―ケガがありましたが、無事に間に合いましたね?
「ギリギリ間に合ったっていう感じです。もう大丈夫です。今回の合宿は初日から全部、一緒にやっています。(Fリーグの)試合も、この前の試合と、その前は普通に出ているので大丈夫です。中途半端な状態だったらやってはいけないし、段階を踏んで、今はフルにできる段階まできたので。もちろん補強のメニューは続けながら本番に向けて上げていきたいと思います」
―あらためて選ばれた感想は?
「正直、ホッとしています。ちょっと状況が状況で、自分のケガもあったので。ちょっとそういうのはありました。監督も焦らずにと、言ってくれたけど、やっぱりプレーで見せないといけなかったので。最後のリーグ戦だったり、こっちに来てからの練習だったりで、できることは100%やっていたので。そこはそこで良かったかなと思います」
―メンバー入ったことで、全体に心境の変化は?
「やっぱりあったんじゃないですか。もともと集合して、W杯のためにって集まったけど、ここから2人いなくなるっていう心配だったりは、もちろんあったと思う。僕にもあったしね。そういう中ではとても、またこれから一段とやることは明確になってくると思うので。より集中してやっていきたいなと思います」
―再びW杯でブラジルと対戦できるが?
「リベンジですね。前回はサッカー、フットサルを通して、人生、初めてのレッドカードをもらっているしね。最初は、人が多すぎて笛が鳴ったのに聞こえなくて、プレーを続けてしまってもらってイエロー。2枚目は普通に相手を倒して。初めてレッドをもらった相手だし、(1-12で)大敗したこともあるし。自分たちがどれだけ伸びたかというところ。あとは結果にこだわって、しっかりグループステージを突破するために、やれることはやりたい。ニブ(仁部屋和弘)とか、タキ(滝田学)のぶんも…。結構、このメンバーで一緒にやってきていたし、やつらは僕と(北原)亘と一緒にいたりしたからね。そういうところを含めて、アイツらの分もやりたい」
―声は掛けた?
「もちろん。僕は僕で、いつも通りに接しています。毎日一緒にいるので、話す時間も多いから。今日もゆっくり風呂でも行って、話そうかなと思います。でも、あの2人は若いし、次が絶対にある。これからの日本代表を引っ張って行ってくれる存在だから、頑張ってほしい。亘とも話していたんですけど、僕らも直前で外れたりした。僕も8年前は予選のメンバーに選ばれていたけど、W杯の本大会には行けなかった。そういうことはみんな経験している。グレ(木暮賢一郎)さんとかもあったと思うし、それをプラスにしてほしい。その分、僕らも頑張る。もちろん、ミツ(松宮充義)とか、(原田)浩平とか、(渡邉)知晃とか、もともといたメンバーの分もそうだし、フットサル界全員の代表だから。そこはしっかりと重みを感じて、かつ楽しんできたいです」
―代々木のブラジル戦もチケットが完売しました。
「本当にフットサルっていうものを知ってもらうきっかけにはなると思うので。そこで自分たちがつまらない試合をしたらもったいない。そこはしっかり、楽しい試合をして、気持ちの入った試合をしてやりたいなと思います」

(取材・文 河合拓)

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