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2アシストの香川は「岡崎1トップ」の新布陣に手応え

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[2.6 キリンチャレンジ杯 日本3-0ラトビア ホームズ]

「点を取りたかった。そこへの欲でみんなを下回ってしまった。いいところにいればオカちゃん(岡崎)のようなゴールも生まれる。今日はそういうところに自分がいなかったことが悔しいですね」

 試合後、一番最後にロッカールームを出てきたFW香川真司(マンチェスター・U)は、言葉にも表情にも悔しさをにじませていた。

 出身地・神戸でチームの2点目と3点目をアシストし、一定レベルのプレーは見せることができた。だが香川にとって、満足感を得るのはそう簡単なことではない。やはり、ゴール。得点がほしかったのだ。

 とはいえ、ザックジャパンになって初めてFW岡崎慎司を1トップに据えた新布陣には手応えを感じていた。2つのアシストの中でも、「オカちゃんのゴールはイメージ通りだった」と言った。

「オカちゃんは身体を張れるし、動き回れる選手なので、そこでの起点は何度かつくれていた。また違う色を出せたと思う。センタリングに対しての強さや嗅覚はあるのかなと感じるので。そういうところは新たな良さになると思う」

 目下のところ、目指すは3月26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦。「今日も何本かいい形があったので、次の試合に向けて改善すべき所を改善して、3月に集まったときにやっていければいい」と前を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)

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