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U-19日本女子代表がU-20アメリカ女子代表に勝利

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 アメリカ遠征中のU-19日本女子代表は、U-20アメリカ女子代表と国際親善試合を行った。日本サッカー協会が試合結果を伝えている。8日の試合も3-2で制していたU-19日本女子代表は、U-20アメリカ女子代表に3-0で勝利した。

 前半15分にFW道上彩花のゴールで先制した日本は、後半18分にもDF小島美玖が追加点を記録。さらに後半25分には道上の2点目も飛び出し、3-0で快勝した。

 吉田弘監督は「今日は3-0というスコアで勝つことができてよかったと思いますが、アメリカがキャンプ疲れしていたようでプレスをかけてこない状況でボールを回すことができました。そのため結果だけでは喜べないところがあります」と警戒した。さらに「今日の試合では、AFCの大会に向けて使える選手の見極めをしたかったので1試合目からはメンバーを替えて臨みました。アメリカとの2試合ではでは攻撃の時にDFラインの裏でボールを貰う回数が増えたこと、また、2試合で6得点を挙げられたことは、チームとしてのタイミングや味方同士の意思が合ってきたためだと思いますので、そこは大きな成果でした。一方、クリアボールを繋げなかったことやイージーなパスミスで自分たちが苦しくなる場面が多かったことが課題となりました。キャンプを通じてチームとして攻撃面でやろうとしているタイミングをあわせ精度を上げることがしっかり確認でき、良いイメージで締めくくることができたと思います」と、コメントしている。

 また、2ゴールを挙げた道上(INAC神戸レオネッサ)は、「今日の試合はメンバーが前回と大幅に変更になり、トレーニングでもコンビネーションがなかなかあわない部分があったりもしましたが、ゲームの中で個人個人の良いところを出すことができ、良い結果になったことは良かったと思います。(1点目の得点場面は)トレーニングでも同じ様な場面があり、中里選手から良いボールがきたので自分は足を振るだけでした。2点目はミーティングで聞いていた『ニアゾーン』に入ると得点の確率が高くなるというのが意識にあり、そこに入ることができました。個人としては第1戦よりボールが収まるようにはなりましたが、まだまだのところが多く、課題として持ち帰りたいです。ゲームキャプテンとして、苦しい時間帯に自分がもっと動いていればチームをさらに良い方向にもっていけたかなと思います」と、収穫と課題を口にした。

以下、日本代表のスターティングメンバー
【先発】
▽GK
山下杏也加
(46分→林崎萌維)
▽DF
小島美玖
土光真代
三宅史織
(61分→畑中美友香)
清水梨紗
▽MF
中里優
栗島朱里
川原奈央
(46分→濱本まりん)
白木星
成宮唯
(41分→井上綾香)
▽FW
道上彩花

【控え】
▽GK
井上ねね
▽DF
上野紗稀
三宅史織
▽MF
猶本光
籾木結花
隅田凜
長谷川唯
▽FW
田中美南

※なお、アメリカ代表は、2014年のFIFA U-20女子ワールドカップを目指すチームということで、カテゴリー名称はU-20だが選手の年齢としてはU-19になる。

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