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[東アジア競技大会]U-20日本代表、開幕戦は北朝鮮に敗れる

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 第6回東アジア競技大会は6日に開幕し、U-20日本代表は北朝鮮に1-2で敗れた。日本は前半30分にFW浅野拓磨のゴールで先制したが、同40分、41分に失点を喫してしまう。後半は得点が動かずに、1-2で日本は開幕戦を落としている。

 試合を終えて霜田正浩監督は、「過去どのカテゴリーでも朝鮮民主主義人民共和国との試合はいつも今日のような展開になります。今日も予想はしていましたが、ロングボールを前線に蹴られて、前線から圧力をかけられる。それでもしっかりとはね返して、試合の主導権を握り、ボールをしっかりつないでいく日本らしいサッカーをやりたかったのですが、なかなか思うように主導権を握れませんでした。特に前半は自分たちのやり方でボールを奪うことができず、耐える時間が多くなってしまいました。ルーズボールを拾えたら、良い形を作れたのですが、そうでないときはロングボールで間延びさせられ、局面でのフィジカル勝負で1対1の形を何度も作られ、押し込まれてしまいました。こういう試合展開も、サッカーの一部であり今後は個の力でもボールを奪ったり、チームとして耐えながらも自分たちの時間を増やしていくような試合運びが出来るよう、成長してほしいと思います。今日は相手のプレッシャーを感じてしまい、マイボールなのにイージーなミスをする場面も何度も見られました。彼らの日常でこういったプレッシャーの中でプレーをする機会があまりないかもしれませんが、今後の彼らの成長のためにもこういう厳しい試合を経験していくことが必要だと思っています。いろいろな目的を持ってこの大会にこのメンバーで臨んでいるので、選手たちにとっては良い経験になったと思います。それでも、何度も良い形は作れましたし、球際の厳しさも負けてはいませんでした。後半は退場者も出て残り30分を10人で戦うことになりましたが、それでも最後まで戦う姿勢を見せてくれましたし、ゴールを狙い続け多くの同点にするチャンスも作ることができたことは収穫です。8日に戦う韓国も同じような戦い方をしてくると思いますが、今までのようにフィジカル勝負で負けてしまうような流れをしっかり断ち切り、戦う姿勢と自分たちのサッカーを貫いて良い内容で良い結果を勝ち取りたいと思います」と、コメントを発表した。

 DF高橋祐治(京都)は、「絶対に負けてはいけない相手に負けたことがとても悔しいです。プレッシャーのある試合で簡単なミスが出てしまいました。失点も簡単なミスから。それが残念ですし、自分たちのサッカーを出せなかったことが一番もったいない。次は韓国との一戦、強い気持ちを持って、今日の課題をしっかり修正して、クオリティを高めていきたいです。試合は自分たちのサッカーをして、絶対に勝ちたいと思います」と、気持を切り替えた。

 また、GK杉本大地(京都)は「結果は負けですが、気持ちの部分では負けずに戦えていたと思います。失点も自分たちのミスでしたし、崩されてはいません。自分たちのやるべきことのクオリティを高めていけば、これからの試合は良い結果を得られると思います。気持ちが無いチームは戦えませんが、このチームには気持ちがある。クオリティはこれからトレーニングをして、どんどん高まるので、さらに成長していくと思います」と、さらなる成長を誓った。

<得点者>
[日]浅野拓磨(30分)

<出場メンバー>
▽GK
杉本大地
▽DF
高橋祐治
植田直通
佐藤和樹
山越康平
▽MF
田鍋陵太
(82分→三鬼海)
喜田拓也
(82分→榊翔太)
原川力
長谷川竜也
(59分→矢島慎也)
和泉竜司
▽FW
浅野拓磨

<控えメンバー>
▽GK
福島春樹
▽DF
新井一耀
▽MF
橋本拳人
秋野央樹

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