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「10得点10アシストくらいは今からでも行ける」中央大の強力FW砂川が終盤戦の爆発誓う

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[10.5 関東大学リーグ1部第15節 中央大6-1慶應義塾大 古河]

 中央大の注目アタッカー、FW砂川優太郎(3年=広島ユース)が2得点1アシストの活躍。「アシストが続いて、点が取れていなかった。自分としてはできているんですけど、それじゃチームが勝てない」とチームを勝たせるために持った決意が、この日は自身を積極的にゴールへと向かわせた。前半13分に先制点を決めると、その後も果敢な仕掛けから両チームトップのシュート5本。後半36分には左サイドからの折り返しに体ごと飛び込んで2点目のゴールも決めた。

 自信を持っているスピードを活かしたドリブルからのシュートでゴールを破ることはもちろん、1本のクロスでゴールをもたらすこともできる才能。高校時代、広島ユースを高円宮杯優勝へ導き、中大では1年から出場機会を掴んできた。ただ、大学トップクラスのパサーだったMF六平光成(現清水)らの卒業もあり、チャンスメークする役割が増加。砂川本人も認める通り、ゴールヘ必死に向かう姿勢は決して変わっていないが、やや表現できずにいた。

 現在5位のチームが上位を上回るためには自分自身がより結果を残すことが必要。「1部の上位のチームの有名な選手を見たら点も取れるし、アシストもできる。自分もそういうプレーを続けていかなければいけない。クロスも自分の武器なんで、いいボールを上げることができるんですけど、自分が点取らないと勝てないということも気づいた。自分がゴールを狙いに行った方が(チームの為には)最適だと思うので、これからは狙いに行きたい。10得点10アシストくらいは、今からでもいけると思うので狙っていきたいですね」。自身の課題と感じている打開力を高めてゴール数とチームの白星増加へ。現在(残り7試合)の5得点4アシストから大きく数字を伸ばしてシーズンを終える。
 
(取材・文 吉田太郎)
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