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[東アジア競技大会]U-23日本女子代表は中国に零封負け

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 第6回東アジア競技大会(中国・天津)でU-23日本女子代表は9日にU-23中国女子代表と対戦し、0-2で敗れた。前半43分に先制点を許すと、後半29分にもゴールを許し、零封負けを喫した。

 JFAによると佐々木則夫監督は「フィジカル面や球際だけでなく、気持ちの面で相手を上回ることができず、0-2という結果に結びついてしまいました。各局面で、前半は特に、人任せなプレーも出てしまいました。選手自身が自分一人でもできるのに、気持ちで負けてしまっていた」と試合を振り返った。

 初戦ではU-23台湾女子代表に8-2で圧勝した日本だったが、この日は屈辱の零封負け。第3戦は11日に行われ、U-23北朝鮮女子代表と戦う。

■出場メンバー
▽GK
山根恵里奈
▽DF
小林海咲
高木ひかり
(46分→鈴木里奈)
齊藤夏美
左山桃子
(85分→中村ゆしか)
▽MF
小林海青
乃一綾
齊藤あかね
仲田歩夢
(68分→植村祥子)
▽FW
菅澤優衣香
吉良知夏

■サブメンバー
▽GK
船田麻友
河村有紀
▽DF
千野晶子

コメントは以下のとおり

佐々木則夫監督
「フィジカル面や球際だけでなく、気持ちの面で相手を上回ることができず、0-2という結果に結びついてしまいました。各局面で、前半は特に、人任せなプレーも出てしまいました。選手自身が自分一人でもできるのに、気持ちで負けてしまっていた。ハーフタイムで「まず自分が戦おう」と声をかけ、後半は攻撃面では自分が持ち込もうなど、選手たちは姿勢を見せてくれたと思います。

 選手個々にとって、こういった国際試合は貴重な場です。どのチームも同じ条件ですが、中1日の試合で深い芝。いろんな意味で何が足りないかを感じ取って、プラスアルファを出してきてほしいと思います。もう一度、我々にはチャレンジできる試合が11日に控えています。試合後、ピッチ上でミーティングを行って選手たちに伝えましたが、チームとして最後の試合にいま一度チャレンジしていきます」

菅澤優衣香(千葉レディース)
「チーム全体で守備的になってしまい、攻撃に人数がかけられませんでした。前半は特に相手のプレッシャーも強く、全体的にラインを押し上げられなかったことも要因の一つだと思っています。個人的にも守備的に入ってしまい、後半はボールを受ける動きを改善できたものの、前半はボールの受けや裏に抜ける動きをあまり出せませんでした。次の朝鮮民主主義人民共和国戦は、まず勝つことが一番です。アンダーカテゴリーも含めて代表としてピッチ上で対戦したことのないチームなので、自分のプレーがどこまで通用するのかチャレンジするとともに、FWとして得点が取れるように精一杯プレーします」

●齊藤夏美(バニーズ京都)
「チームに合流したのは2日前ですが、状況に応じて判断するところやニアゾーンの使い方、ディフェンスの方法などはクラブチームでやっていることと共通点があり、佐々木監督の戦術に戸惑いはありませんでした。自分のプレーを出し切れるように、遠慮せずにいこうと思って臨みましたが、個人的にはボールを持っていないときの準備など普段できているはずのことが出せませんでした。また中国のホームで相手のペースに乗っかってしまい、冷静にゲームの流れを見て、自分たちのペースで試合を運ぶことができなかったように思います。

 次戦では絶対負けないという気持ちで相手を上回ることを前提に、1対1で負けないようにし、ボールに積極的に触って武器である攻撃参加をアピールできればと思います」

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