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クラブで5戦不発の岡崎「少ないチャンスでゴールを決める」

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 今季シュツットガルトからマインツに移籍するとゴールを量産し、ここまで22試合に出場してチームトップの9得点をマークするFW岡崎慎司。しかし2ケタ得点に王手をかけてからは5戦不発と結果を残せていないだけに、今年初となる代表戦で起爆剤となるゴールを奪いたいところだ。

 クラブでは最前線でプレーしている岡崎だが、代表では右サイドハーフでのプレーが予想される。「実際にプレーしてみないと分からない部分はある」と前置きしつつも、ポジションが変わることは大きな問題にならないと話した。「右サイドハーフでもイメージとしてはFWをやっているような感覚でやれているので、その感覚を持ちながらプレーしたい」。そう語ったように、代表で慣れ親しんでいる右サイドでのプレーに不安は持っていないようだ。

 さらにクラブで最前線でプレーしていることをプラスに捉え、「(クラブで)トップをやっているときでも右サイドによく流れたりします。ワイドに張った状態で相手のサイドバックやCBに向かって果敢に飛び出して行くことがあるので、そこを崩すイメージはできている。そういう部分はサイドでプレーしても生かせると思います」と語った。

 W杯アジア予選等では引いた相手を崩し切れずに、苦しんできた過去がある。今年の代表初戦となるニュージーランド戦でも相手が引くことを予想しながらも、自身の持ち味を存分に発揮しようと意気込んでいる。「引いた相手に対して、どこまで迫力を持った攻撃ができるか。そういうときに相手を乱すようなプレーが必要になってくるので、自分が動いて相手をかき乱せるようにしたいと思うし、少ないチャンスでゴールを決めたい」。どん欲にゴールを狙う点取り屋は代表での今年初得点を奪い、勢いをドイツに持ち帰れるか。

(取材・文 折戸岳彦)

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