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2失点を悔やむ麻也「点差が開くと難しい」

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[3.5 キリンチャレンジ杯 日本4-2ニュージーランド 国立]

 どこか釈然としない表情だった。W杯イヤー初陣を4-2の勝利で終えた日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は試合後、「2失点とももったいなかった」と、4-0からの2失点を悔やんだ。

「前半の立ち上がりにあれだけ点を取れたら、(試合が)締まらないのは分かるけど、後半ももっと行かないといけなかった」。前半17分までに4ゴール。序盤のゴールラッシュで大勢が決し、試合全体としてどこか弛緩した雰囲気になったことは否めない。

「(4-0になってからは)精度も落ちたし、こういう試合は難しい。力の差があったし、早い段階で点差が開くと難しい感じになる」。消化不良に終わった国立ラストマッチ。相手の力量、試合展開もあって、勝利という結果以外になかなか明るい材料を見つけづらい試合となった。

「30分ぐらいまではすごくよかった。あれを継続してやれれば」。あえてポジティブな要素を挙げた吉田は「感覚や距離感はやらないとつかめない。1試合やったことが意味ないとは思わない」と力説。昨年11月のベルギー遠征以来、約3か月半ぶりにチームとして実戦をこなせたことをプラスに捉えるしかなかった。

(取材・文 西山紘平)

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