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途中出場の澤&大儀見で再活性。終盤の3得点呼ぶ

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[5.18 女子アジア杯 日本 7-0 ヨルダン]

 後半23分、ヨルダンのオウン・ゴールにより、なでしこジャパンのリードは大量4点にまで広がっていた。ただ、大量リードによる気の緩みなのか、それはプレーに粗さが見え始めていた時間帯でもあった。

 このタイミングで佐々木則夫監督が控え組みから選んだのは、MF澤穂希(INAC神戸)とFW大儀見優季(チェルシー)。後半27分に澤が、その1分後に大儀見がピッチに入ると、緩み気味になっていた選手たちは再びギアをトップに戻していった。

 後半31分、MF中島依美(INAC神戸)が集中力を再びアップさせたようにFKを直接決めて5-0。その6分後には阪口夢穂(日テレ)のゴールで6-0。そして試合終了間際にはFW吉良知夏(浦和)のゴールで7-0。

 有形無形の存在感で大勝をもたらした澤は、「初めて試合に出た選手がいた中でしっかり勝点3を取れたのは若手にも自信になると思うし、自分と(大儀見)優季が入ってから、皆が疲れている中でまた動き出したかなという気がした。皆が最後まで点にこだわって、良いパフォーマンスをしたと思う」と納得の表情。また、この試合を最後にチームから離れる大儀見は、「国の代表として、アジア杯を取りに行って欲しいし、W杯につなげられる2試合にして欲しい」とチームにメッセージを残した。

(取材・文 矢内由美子)

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