beacon

W杯本番を想定する香川「手応えをつかみたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 個人としても、チームとしても弾みを付ける。2日のコスタリカ戦に向けた前日練習を終えた日本代表FW香川真司(マンチェスター・U)は「ブラジルと似た気候の中でやれるし、コスタリカもいいチーム。手応えをつかみたいし、本番を想定した試合をやっていきたい」と、高温多湿のフロリダで行われる強化試合への意気込みを語った。

 5バックの守備的なシステムで、堅守速攻型のスタイルを特徴としているコスタリカ。「守備が堅いチームで、速攻も鋭い。身体能力も高い。W杯に出るチームだから」。W杯出場国同士の強化試合を無駄にするわけにはいかない。

 アルベルト・ザッケローニ監督は練習前に行われた記者会見で香川とFW本田圭佑について「シーズン中に多くの出場機会を得られなかったということで、ここでは多くの時間、試合に出ないといけないと考えている。90分フル出場させるという約束をしているわけではないが、できる限り長い時間、使いたいと思っている」と指摘。先発起用を示唆した。

「シーズンの最後のほうは出られていたし、試合勘がないということはない」。香川自身は出場機会の問題を否定するが、サッカー選手として「常に90分やりたい」という思いは当然ある。5月27日のキプロス戦で走行距離が短かったことに「悲しかった」と冗談交じりに話した香川だが、徐々に練習の負荷も下がり、コンディションが上り調子にあることも実感している。

「コンディションは悪くないし、もっとよくなると思う。距離間やボールを受けたときのサポートは一人ひとりが意識すべきだと思う。しっかり準備したい」。消化不良に終わったキプロス戦の反省も踏まえ、W杯本番へ勢い付く勝利を目指す。

(取材・文 西山紘平)

★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ

TOP