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ブラジルとの差を痛感させられたFW岡崎「もっと徹底的にやらないと」

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[10.14 国際親善試合 日本0-4ブラジル シンガポール]

 大きな力の差を見せつけられた。14日、ブラジル代表とシンガポールで対戦した日本代表は、FWネイマールに4ゴールを叩きこまれ、0-4で敗れた。完封された日本だが、チャンスがなかったわけではない。

 今季、ブンデスリーガで5得点を挙げ、得点ランクのトップを走っているFW岡崎慎司は、2度の決定機があった。前半35分、DF酒井高徳のクロスにダイビングヘッドで合わせた場面、さらに後半10分には角度のない位置から、ポストを叩くシュートも放っていた。

 試合後のインタビューに応じた岡崎は「厳しい戦いは予想していた」と言い、「自分たちもある程度、引いてサッカーをするように、自分たちで話をしていて、入って来たところを潰すっていうやり方をやりました。うまくはまったところもありますし、取った後、良い攻撃ができていた前半もあった」と、通用した部分があったと言う。

 実際に前半は0-1と競った試合を見せたが、後半に不用意なミスからカウンターを浴びて失点。ハビエル・アギーレ監督は「2失点目で崩れた」と指摘したが、岡崎も同調する。「ああいう形で、やっぱり集中していないといけないときに失点するっていうのが、自分たちの今の実力だと思う。相手の一つひとつの力が上回ったと思います」。

 後半に3失点を喫し、4点差を付けられた。ブラジルとの差について問われると、まずは「個人の力によるところはあると思います。一人ひとりが、もうちょっと個人の能力を高めないといけないところもある」と個々のレベルアップの必要性を説いた。さらに岡崎は、「日本はチームで戦わないといけないんですけど、チームとして、今の戦い方でやるなら、もっと徹底的にやらないといけない。突きつめないといけないところはいっぱいあると思います」とアギーレ監督の掲げるサッカーを、より追求していく必要性を口にした。

 51,577人が詰めかけた一戦に、敗れた悔しさは大きかったようだ。「サポーターはたくさんいて、勝ちたいっていう思いが強かったので、次は勝てるように頑張ります」と、岡崎は締めくくった。

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