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出場機会を待ちわびる西川「必ずチャンスは来る」

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 イラク戦での出場はなかった。しかし、GK西川周作(浦和)は時間を無駄にしない。ベンチから自らのレベルアップのためにイメージを持ちながら試合を見守っていた。

 この試合、日本は4-0の完封勝利を収めた。ピンチらしいピンチも少なく、先発出場したGK川島永嗣に大きな見せ場はなかった。西川は「永嗣さんの動きを見て、日本の戦い方を見るのは当たり前」と前置きすると、意外な部分を見ていたことを明かした。

「GKの目線として、イラクのGKの動きを見ていました。失点したときにGKとして、どういう準備をしていればベストだったかを考え、相手チームの選手をみながら自分のモノにしようと思っていました」

 バヒド・ハリルホジッチ体制で3試合行われたが、西川に出場機会は与えられていない。「必ずチャンスは来ると思っているし、そのための準備をしています。チャンスをもらえたら、とにかくチームに貢献できるプレーを見せたい」と来たるべき出場機会に備えてトレーニングを積み重ねている。

 16日に行われるロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦は、所属する浦和のホームスタジアム・埼玉スタジアムで行われる。「埼玉でできるのは個人的に楽しみです」と答えた西川は、「W杯の戦いは始まっています。まずは初戦をしっかり勝って突き進んで行きたい」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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