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“新しい発見だらけ”の丹羽「開始1秒から全力で戦う」

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 初のW杯予選に向けて準備は整った。代表初選出となったDF丹羽大輝(G大阪)は「皆、いい準備ができていると思う。明日19時半のキックオフに向けて、やるべきことはやったと思う」と充実の表情を見せた。

 11日に行われたイラク戦ではベンチスタートとなったが、「(バヒド・ハリルホジッチ)監督の要求は高いです。イラク戦の出来では満足していないとミーティングで感じますし、『まだまだ、お前たちはできる。目指しているところはもっと上だ』と言われました」と指揮官の熱を肌で感じた。

 日本のFIFAランク52位に対し、明日、ロシアW杯アジア2次予選初戦で対戦するシンガポールは154位。しかし、ハリルホジッチ監督が「相手を過小評価しない」と前日会見で語ったように、丹羽も「ランク的にはシンガポールの方が下かもしれませんが、受けて立つと足下をすくわれると思います」と油断はない。そして、「キックオフの1秒から全力で、全員で力を合わせてやりたいし、自分たちのサッカーを出せれば結果を得られるはずです」と意気込みを示した。

 代表に初選出され、約1週間代表での活動を行ってきた。丹羽は「新しい発見だらけですね」と笑顔を見せる。指揮官との個別面談では「チームとしての守り方を細かいところまで話してくれた」、そして「(ハリルホジッチ)監督は世界で戦うために何をしないといけないかを逆算して、今できることを言ってくれます。目標は、志高いところに置いているとミーティングのたびに感じています」と指揮官の志の高さを感じた。

 この日行われたフォーメーション練習ではサブ組に入ったものの、「戦術は理解できているつもりなので、あとはピッチの上で表現するだけです」とピッチに立つことを待ちわびている。

(取材・文 折戸岳彦)

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