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復活弾で勢いに乗る武藤、ゴールへの貪欲さは「これ以上ないぐらい」

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 与えられたポジションで、与えられた時間で、最高の結果を残す。昨年11月のW杯アジア2次予選以来の復帰となった日本代表FW武藤嘉紀(マインツ)は「ゴールに対する貪欲さはこれ以上ないぐらいにある。そこを代表でも出していければ。チームが勝つうえで、自分のゴールも付いてくれば最高だと思う」と、チームを勝利に導くゴールを誓った。

 27日のブンデスリーガ開幕節・ドルトムント戦では後半36分から途中出場。2月6日のハノーファー戦以来となる実戦復帰を果たすと、後半アディショナルタイムに今季初ゴールを決めた。2度の右膝外側側副靭帯損傷を乗り越え、長期離脱からの華々しいカムバック。「(ドイツでは)少ない時間だけど、結果を残せた。日本の勝利に貢献できたと思えるプレーを結果で出したい」と、その勢いを代表にもつなげるつもりだ。

「まだ今シーズンは90分やっていない。(90分間)出ろと言われれば出る準備はしている」と話すが、現実的にはスーパーサブとしての起用が濃厚か。「求められるポジションでやるし、言われたポジションで結果を出したい」と、センターフォワード、左ウイング、どちらでも準備はできている。

 武藤にとっては初のW杯アジア最終予選。気合が入らないはずがない。「最終予選という舞台が初めてで、これまでに経験したことがない。小さなころからの夢であるW杯出場を果たすためにも、ここから結果を出して、最後のメンバーに入りたい。W杯出場に貢献できたと思える結果を出していきたい」と、1年に及ぶ長き戦いを前に決意を固めた。

(取材・文 西山紘平)

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