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遠藤航、五輪予選でも対戦した“タイのメッシ”が「攻撃の起点」

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 今年1月にカタールで開催されたAFC U-23選手権兼リオデジャネイロ五輪アジア最終予選でU-23タイ代表と対戦したDF遠藤航(浦和)が、“タイのメッシ”の異名を取るMFチャナティプ・ソングラシンを警戒した。

 背番号18をつけるチャナティプは、U-23に続き、今やフル代表でも攻撃の中心を担う選手。遠藤は「タイは身長こそ高くないけど、タイトに来ることができる選手がいるし、走れる選手がいる。(ハリルホジッチ)監督も『18番が攻撃の起点になる』ということは話していた」と明かした。

 チームはタイ入りしてからすでに2度の映像ミーティングを行った。使用された映像は1日のサウジアラビア対タイの試合(1-0でサウジが勝利)。2度のミーティングではタイの攻撃面を中心に編集された映像が使われており、「1トップと18番が起点になって、一発で裏を狙ってくるし、前の選手はタメをつくれる身体の強さもある」という。

 UAE戦では出番はなかったが、もちろんいつでも出る準備は整えている。

「五輪予選でも一つのミスが失点につながるというのはあったが、最終予選では五輪と比べても相手のクオリティーが高いので、一つひとつの判断をしっかりしないといけない」と、神経を研ぎ澄ませるための心の備えもある。

「予想としては相手はブロックを敷きながら来ると思うけど、監督は『相手がホームだから立ち上がりは前から来るかもしれない』と話している。両方に対応できるようにしていきたいし、試合の中では審判のクセを見極めながらやっていきたい」と前を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)

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