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FW原口「本当に申し訳ない」 圧巻の3戦連続先制弾も…痛恨のPK献上

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前半5分に先制点を決めたFW原口元気だが後半6分に痛恨のPK献上

[10.11 W杯アジア最終予選 日本1-1オーストラリア メルボルン]

 試合終了のホイッスルが吹かれると、ベンチで天を仰いだ――。先制弾を叩き込んでチームに勢いをもたらした日本代表FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)だったが、後半6分に失点につながるPKを献上。試合後のインタビューで「本当に申し訳ないと思う」と声を落とした。

 9月6日のアウェー・タイ戦、10月6日のホーム・イラク戦で2試合連続先制点を記録していた原口は3試合連続でスタメンに名を連ねると、前半5分に大仕事をやってのける。相手の縦パスをカットすると、こぼれ球を拾ったMF長谷部誠(フランクフルト)がFW本田圭佑(ミラン)に縦パスを打ち込む。すぐさま攻守を切り替えて左サイドを駆け上がった原口が、本田のスルーパスから最終ライン裏に抜け出すと相手GKとの1対1を冷静に制して貴重な先制点を奪った。

「狙っていた形。何度も(バヒド・ハリルホジッチ)監督から言われていた形がきれいに出せた」と3試合連続となる先制ゴールを振り返った。しかし、後半6分にFWトミ・ユーリッチにPA内でファウルを犯してPKを献上。これをMFミル・ジェディナクに沈められて同点に追い付かれてしまった。

 その後は押し込まれる時間帯が続きながらも、体を張った守備でオーストラリアの攻撃をはね返し、原口は後半アディショナルタイムにDF丸山祐市(FC東京)と代わってピッチを後に。そして、1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

「全員がハードワークしていたし、勝利のために皆が頑張っていた。非常にいい試合をしていたので責任を感じる」と悔しさを滲ませながらも、「悔やんでも仕方ないので、次挽回できるように頑張ります」と前を向く。FW武藤嘉紀(マインツ)、FW宇佐美貴史(アウクスブルク)とライバルが負傷で不参加の中、ゴールという結果を出しながらも悔しさも残したアタッカーは、次戦での挽回を誓った。

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